練習場からの帰りに、とある街でひっそりと咲いていました。

今年はやっぱり一人で見る事になったな。
鼻で笑いながら一人、寂しげな夜桜を眺めてみた。
…とても静か。
風が花を撫でる音が優しく聞こえます。
いずれこの桜も惜しまれながらも散りゆき、僕の好きな暑い夏が来て、秋、また寒い冬と季節は巡ります。
巡って巡って…
そうして人は過去を陽炎のようにゆらゆらとボヤカシていくのでしょうか。
辛い過去なら、なおさら…
でもあなたはどうしてそんなにもキレイな色で咲けるのですか?
人間の意志などとは無関係に咲く。
日本中が悲しみや不安に満ち溢れてる、この状況でさえ咲く。
何か意味があるのだと僕は信じたい。
少なくともあなたは、僕の気持ちを前向きな気持ちにさせてくれました。
来年もきっとまた見に来ます。
その時はもっと元気な姿で。