ドクターヘリ 高速道路での事故へ対応するため運用訓練を実施
高速道路での交通事故などに対応したドクターヘリの運用が9月15日に開始されたことを受け、11月28日、道央自動車道上り線(札幌方向)の岩見沢サービスエリア内ヘリポートで運用訓練が実施されました。
ドクターヘリは、消防機関等の要請から速やかに救急現場へ出動し、医師、看護師による初期治療の開始時間を短縮するとともに、救急現場から傷病者を速やかに医療機関へ搬送することにより、決定的治療の開始時間を短縮することを目的とした救急医療専用ヘリコプターです。また、広域な北海道では救急医療における地域医療格差の縮小に果たす役割が期待されています。
ドクターヘリは2005年4月1日、正式運航が開始され、手稲渓仁会病院(札幌市手稲区)が基地病院となっています。運航範囲は道央圏及び基地病院を中心とした半径100キロメートルの圏内で、訓練が実施された岩見沢地区へは基地病院からおよそ10~15分で到着することが可能です。
訓練には、岩見沢地区消防事務組合消防本部、北海道警察高速道路交通警察隊、東日本高速道路(株)北海道支社にドクターヘリの基地病院である手稲渓仁会病院などの関係機関が参加。高速道路本線上で普通乗用車の横転事故が発生したという想定のもと、ドクターヘリが基地病院である手稲渓仁会病院から出動。
救助隊により救出され事故現場より救急車にてサービスエリアまで搬送され、その場でドクターヘリの医師・看護師による初期治療を行い、ドクターヘリに傷病者を搬入するまでの過程や、関係機関の通信体制や連携方法などが確認されました。
その後、関係者にドクターヘリの内覧が行われ、手稲渓仁会病院救命救急センターの高橋功センター長から、ヘリ運用のシステムについて解説、訓練参加者による質疑応答がなされました。
いかに早く治療または手術を開始するかで生死が分かれる救急医療の現場において、確実に運航実績が上がっているドクターヘリ。
今までの救急システムに加えて、さらに効果的な救急医療を実現するためには地域住民の皆様のご理解とご協力に加え、関係機関との連携体制の構築が重要なっています。
出典:サラネット