こんにちは。

 

1カ月以上更新をサボっておりました。

そんな中毎週欠かさず映画は観ておりましたので、

印象に残った作品をざっとまとめていきます。

 

 

『林檎とポラロイド』

(C)Boo Productions and Lava Films (C) Bartosz Swiniarski

記憶喪失が流行する社会が舞台の本作。

人物や状況について詳しい説明はありませんが、

それでも痛いほど彼らの気持ちは伝わってきました。

多くを語らずとも伝わる愛のすべて。この透き通った奥ゆかしさよ。

 

 

『TITANE/チタン』

(C)KAZAK PRODUCTIONS - FRAKAS PRODUCTIONS - ARTE FRANCE CINEMA - VOO 2020

ジュリア・デュクルノー監督の最新作ということで、ずっとずっと楽しみにしていました。

公開初日に全力を注いで観るために、わざわざ有給まで取りました。

さすがパルムドール受賞作、素晴らしかったです。

『RAW 少女のめざめ』と同じく、今回もまた「痛々しい愛」が描かれていました。

言葉通り「痛々しい」表現はさすがデュクルノー監督、思わず目をそむけたくなるほどでした。

でもそれくらいの刺激がたまらんのですよね。

そして役者さんたちの演技も圧倒的で、「鬼気迫る」という表現がぴったりな演技でした。

監督の表現技法と役者の演技、最高級のパーツが揃った作品でした。

(ただ深いところはなかなかに難解だったので、もう一回観なければ、と思っています。)

 

 

『ガンパウダー・ミルクシェイク』

(C)2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved.

血しぶき多めのスタイリッシュなアクション映画、まさに僕の好みです。

去年の『Mr.ノーバディ』に近いかっこよさ。

こういうかっこいいアクション映画を観ると、

スタントコーディネーターへの憧れが一層高まります。

 

 

『ナイトメア・アリー』

(C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.

面白さが何層にも続いていて、

150分という長尺にもかかわらず最後まで飽きずに観ることができました。

第一層、カーニバルはじめデルトロらしい世界観のセットや衣装。

第二層、スリラーとしてのワクワクする展開。

第三層、人々の複雑な心情。

第四層、人々の心情に付随する心理戦

第五層、細かい仕掛け(主に神の存在を示唆する小物)

第六層、豪華演技派俳優陣。

第七層、ルーニー・マーラ(美しい!)

 

 

今回はこれくらいにしておきます。

 

最近は毎週1~2本映画館で鑑賞できているので、

仕事が忙しくても週末のために頑張れています。