眠いのと寒いのどっちがつらい? | 川で遊ぼう

眠いのと寒いのどっちがつらい?

眠いのと寒いのどっちがつらい? ブログネタ:眠いのと寒いのどっちがつらい? 参加中
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「寝るな!寝るんじゃない!」


こういうセリフ

誰もが 一度は聞いたことありますね


登山仲間のパーティが

雪山で遭難し

テントの中で 寒さと

眠気に襲われ

励ましあうシーンです


この場合

眠いのと寒いのと

同時に来ているわけですから

それはもう 非常に大変な状況です


でも 寒いのは なんとかなるのです

現代社会において

問題なのは 眠気の方ですね


雪山もそうでしょうが

例えば 車の運転

睡魔との闘いに敗れると

命をとられます


または

徹夜仕事

これも寝てしまうと

仕事を失います     ← だから私は寝れない ショック!


恋人と 映画を観て

ずっと寝ていたら

きっと 恋も失いますね      ← 失いました~ ニコニコ


毎日 会社に遅刻していたら

生活を失います       ← 奇跡的にそれはなかった 得意げ


また 会議で寝ていたら

信用を失うでしょう      ← これは毎度のこと、ね ラブラブ!


つまり

私たちの社会では

睡魔との 闘いが

日常を支配しているわけですね

これが 現代の闘いなのです

これに勝利しなくては

失うものが 多いのです



名古屋に住んでいた頃のことです

ある朝早く

電話が 鳴りました

明け方 まだ外は暗い時間でした


「おう!○○、起きてたか?」    ← 寝てました シラー


その声は

私の先生である

K画伯 でした


「いや、徹夜で仕事をしていたのだが」


「はあ」


「さっき完成したんだ」


「ふむふむ」


「このまま寝るのはもったいないから

釣りにいかないか・・・?」


「あ、いいですね、行きましょう」


そうして 落ちあい

先生の車で 山へ向かいました


釣り場は 愛知県の山奥


少し 竿を出してみましたが

釣れません

すると 先生は

こういいます


「場所が悪いな、提案があるんだが」


「なんですか?」


「今から岐阜の例の谷へ行かないか?」


「え・・・?岐阜ですか?」


「うん、岐阜」


「遠いですよ・・・」


「でも、あそこはよく釣れるぞ」


そこで 二人で岐阜に向かいました

着いたのは 昼前


しかし そこも釣れません


先生がいいます


「○○、提案があるんだが・・・」


「・・・・・」


「今から、静岡方面に行かないか?」


「ええ!すごく遠いですよ!」


「でもな、あの谷は釣り放題だぞ」


またもや 私たちは

車で 移動


運転をしながら

先生は 饒舌になっていきます

これは

要注意状態です


長年 一緒に行動している私には

それが なにを意味するか

十分に分かっていました


「イチローの試合を観ていてつまらんと思わんか?」


「いえ、どうしてつまらないのですか?」


「松井は、打てるかどうか、ハラハラするが・・・」


「ふむふむ」


「イチローは簡単にヒット打つからなんだ」


「あ、それはありますね」


「うむ、つまり、イチローはこんにゃくなんだ」


「こんにゃく・・・・?」       ← そろそろヤバイのか? えっ


「おでんには必ず入っているしな」


「おでん・・・・?」


「そうなんよ、こんにゃくは味がなかなか滲みない」


「う~ん」            ← 判定中 ガーン


「おでんには、カラシが合うな」


「う~む・・・」        ← 深まっていく疑惑 むっ


「あとな、環境問題も・・あるしな・・・」


「え!環境問題・・・?」    ← 危機を察知! えっ


「そうなんよ、そろそろ・・・祇園祭の首相だしな・・・」


「ああ!」        ← 決定的!叫び




「先生、運転代わります!」




でも 先生はいいます


「あ、俺まだ大丈夫!跡取りだから・・・」


「会話がおかしいですよ」


「松の木みたいに運転に集中しているしな・・・」  ← 誰かとめて~! しょぼん



そして昼ごろ

静岡の谷に着きました

そこでも釣れません


「提案があるんだけどね」


「・・・・」


「長野の川は釣れると思う」


「ええ!長野!?

ここから200キロありますよ」


「たった200キロだぞ」



その提案を受け入れる代わり

私は 運転を交代してもらったのです


長野で釣りを終えた私たちは

私の運転で

帰路についたわけですが

さすがに 先生

ぐったりと 死んだように寝入ってしまわれました


先生のお宅に着いたら

先生は目を覚まし

こういいました


「さすがに3日間徹夜したあとは、疲れるな」   ← ゲゲッ ガーン


この方を見ていると

無理のきく体力こそ

成功のカギなんだ と思わずにいられません


先生は

その夜も徹夜が待っていると

おっしゃってました


でも こういうのです


「明日の明け方電話するぞ」


お元気なんです    ← ゾンビなみです ガーン



それでも 人間である以上

いつかは睡魔に屈するときがくるのです


しかし 人はなぜか

それを知られたくない


眠そうな人は こう否定します


「ぜ、ぜんぜん、眠たたく な、ないよ・・・」


きっと 社会のなかで

睡魔に負けることは

弱みを持つこと


その弱みを見せたく

ないのが人情ですね



ちなみに

メヂカラ先生こと 石垣尚男 博士と

釣りに行ったとき

帰りの車の中

先生は 助手席で


「う~ん、釣れなかったですね~、おかしいですね~」


「釣れなかった原因はなんでしょう?」


「水温かなあ、、、少し考えてみます・・・」


それから ひとことも発せず

2時間 熟考したフリをされていました



さすが 石垣先生です    ← 巧妙! ニコニコ



寒さ と違って

眠気は 

私たちの人生さえ

左右するものなので


どちらが つらいといえば


寝れない 状況かなあ・・・




時代は

社会に 必要な人間を



寝かせてくれないなあ~    ← お前は寝ていいって!(神様)