雪は好き? | 川で遊ぼう

雪は好き?

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昨日


とうとう雪が降りました



本格的な冬の到来 ですね


先週 雪虫が舞っていたのです


「雪虫が飛ぶと雪になる」


「雪虫は雪を呼ぶ」




私は 雪虫の存在を

引っ越してきた当初 知りませんでした

雪の上に

樹木から落ちた 小さな羽虫のことを

総称してそういうのだと 思っていました


しかし それは違っていました


初めて 雪虫を見たときは

大いに 感動したものでした


雪虫は 小さな羽虫です

真っ白な綿のようなものを

体にまとい ゆらゆら飛びます

ユスリカなどのように 群れを成しているわけではなく

ふわふわ ゆらゆらと

ただ 浮遊するのです


曇天の 風のない日

少し 湿気のある寒い日

そんな日に よく見られます


つまり

雪の降る 直前


だから

雪を呼ぶ虫なのですね

ゆったりと 静かな空間を

浮遊する様は

なかなかロマンティックです


これをカメラに収めたくて

撮ってみますが うまくいきません

飛んでいる姿を撮るのは 至難の業

レンズの焦点を合わせているうちに

それは どこかへ姿を消してしまいます

幻のような虫ですね

あれは

雪の精みたいなものだと

近所のおじさんがいっていましたが

私も そう思うことにしています



昨日は

寒い一日になりました


カルチャーの生徒さんたちと

スケッチに行きました


といっても

寒いので 室内からのスケッチ

安曇野を展望できる公共施設です


生徒さんたちは

みなさん 私より当然年上

私は この方たちから聞ける

昔の話しが 大好きです

半世紀前 のこと

生徒さんたちが 高校生くらいの

ことですね


その頃 学校に行くのも大変だったそうです

学校まで 森や林 藪の小道を通っていったそうです

そこには クマがいるので

鈴をつけて 数人で警戒しながらの登下校ですね


現代は クマの代わりに

変質者などがいますね

あれは クマの代わりです  ← ここはとばして読んでね ガーン



生徒さんたちは 自分の一番良かった時代

女学生時代の 話しをよくしてくれます


当時 安曇野は四方を山と森に囲まれ

清らかな湧き水の川が 

網の目のように流れていたといいます

正面に北アルプスの峰々

スイスのような 風景だったのでしょうね

牧場もたくさんあったそうです

数多くの唱歌が

安曇野近辺で取材され 生まれました

「早春賦」

「牧場の朝」

「鐘の鳴る丘」  等等

本当に ここをイメージできる歌は

多いです

別天地ですね


私は 学者村と呼ばれるところに住んでいるのですが

ここも

当時は 東京の大学の先生たちが

避暑として使っていた 別荘地だったのです


生徒さんたちは そんな場所で

青春の日々を 送られたのです


思い出というものには 自分本位の創った美しい映像を 

都合よく貼り付けてしまうものですが

ここで 思春期を過された方たちは

その必要が ありませんね

それは たぶん 創作が必要ないほど

美しい情景だったでしょうから


こんな感じですね



川で遊ぼう-さゆり


スナイパーヤマモト さんの コーヒーセットに

提供した キャラクターの さゆりちゃんです


彼は さゆりちゃんを 

女優 アイドル あるいは スポーツ選手などが

モデルになっていると 思っていることでしょう


さゆりちゃんは 半世紀前

安曇野にいた 女子高生なのです

生徒さんたちの 思い出の中にある

それぞれの姿なのですね


生徒さんたちは その当時の話しを

するうち 少女のような目になっていきます

そうして 目を潤ませたり

言葉に詰まったり

うきうきしたり


きっと 記憶の中に眠っていた

ときめき や 昂揚

胸に秘めたことがら などが

甦るのでしょう


半世紀前といいますが

北アルプスの峯々を見ていると

私たちの時間の観念など

吹き飛んでしまいます


それは 遠い昔のようで

つい最近のことだったのですね


今 ここで一緒にスケッチを楽しんでおられる

生徒さんたちは 初老ではありますが

ときどき

私には 美しい少女のように

感じることがあるのです



川で遊ぼう-スケッチ



みなさんには どう映るでしょうか



いつまでも お元気でいてほしい


心から そう思います


ほんの少し前まで 

女子高生の 

となりのお姉さんたち ですね



今日も

雪虫が飛んでいました


明後日は 雪になりそうです