わかりにくいんだかわかりやすいんだかよくわからない?スペインサッカーのディビションについて説明したいと思います。
図で見るとこんな感じです。
スペインのサッカーリーグはこのブログを訪れる方は大体ご存知だと思いますが、「リーガ・エスパニョーラ」と呼ばれています。
「リーガ」が"リーグ"という意味の名詞で、「エスパニョーラ」が"スペインの"を意味する形容詞です。
早い話が「スペインのリーグ」です。
略して?使われる「ラ・リーガ」は「ラ」が定冠詞、英語で言う「The」で「リーガ」が"リーグ"という意味の名詞。
「プリメーラ・ディビション」という言葉も目にすることが多いかも知れません。
「プリメーラ」が"第1番の"、"1番目の"、"最初の"を意味する形容詞で「ディビション」が"部"、"クラス"、"級"を意味する名詞です。
プリメーラ・ディビションは今はBBVA銀行が冠スポンサーとなり、「リーガBBVA」と呼ばれています。
20チームが所属しており、これがスペインサッカーの1部リーグであり頂点です。
このリーグでプレーしている日本人はハーフナー選手のみです
バロンドールアワー常連組がいるのがこのレベル。
次に来るのが「セグンダ・ディビションA」と呼ばれているリーグです。
セグンダ・ディビションAは冠スポンサーBBVA銀行により「リーガAdelante」と呼ばれています。
「セグンダ」が"第2番の"、"2番目の"を意味する形容詞なので、直訳すれば「2部A」となります。
22チームが所属しています。
2位までが自動昇格、それ以下の4チームは残りひとつの昇格をかけたプレーオフを戦います。
降格は下から4チームが自動降格です。
このリーグでの日本人選手は、田邉草民選手がいます。
プリメーラ・ディビションとセグンダ・ディビションAはスペインプロサッカーリーグが主催・管理・運営しています。
降格したら長く厳しい戦いが待ってます…
その下のディビションが「セグンダ・ディビションB」です。
直訳すると2部Bなんですが、上から数えて実質3部です。
このリーグの運営はスペインサッカー協会が行っています。
スペイン全国で4グループあり、2014/15シーズンは合計で81チームが参加しています。
以前は外国人選手(EU以外の国籍を有する選手)の登録が出来ませんでしたが、現在は登録可能でサッカー協会にも確認済みです。
さらにプロ登録ではなく、アマチュア登録をすることも可能です。
実際にスペインサッカー協会に問い合わせてみたところ、このリーグではプロ契約とアマチュア契約で国際移籍の際の手続き方法が変わり注意が必要です。
リーガBBVAでプレーしているチームのBチームもプレーしています。
直接自動昇格はありません。
4グループの上位4チーム、合計16チームが昇格プレーオフを行います。
各グループの1位にはチャンスが4位で終えたチームより多く与えられます。
4位のチームは一度負けてしまえばその時点で終了ですが、1位は負けても敗者復活的に次のステージに進むことが出来るのです。
降格は各グループの下から4チームが自動降格で、下から5番目のチームがプレーオフに回ります。
このリーグでの日本人選手は、スペインサッカー協会の公式記録を調べてみてもHercules CFの杉田選手のみしかプレーしていません。
「セグンダ・ディビションB」グループ1、CD Guijelo X SD Compostela。
昇格への道は険しい…
最初に留学生がテストを兼ねた練習参加する予定だったディビションのチームがここ。
その下のディビションが「テルセラ・ディビション」です。
直訳すれば「3部」なのですが、上から数えて実質4部となります。
日本語で「スペイン3部」という表示がこのディビションのことなのか、上から数えた実質3部の「セグンダ・ディビションB」のことなのか、わからなかったりします。
このディビションも以前は外国人選手(EU以外の国籍を有する選手)の登録が出来ませんでしたが、現在は登録可能です。
このディビションではスペイン全国で18グループあり、2014/15シーズンは361チームが所属しています。
スペインの州は17州あり、全てのリーグにおいてその州のトップリーグとして機能しているので州リーグだというのが妥当だと思います。
恐らく単純に面積の関係でだと思いますが、アンダルシア州のみ2グループあります。
このディビションはアマチュアレベルの最高であり、スペインサッカー協会を頂点としてそれぞれの州サッカー協会が運営しています。
「アマチュア」ではありますが、プロとして登録をすることももちろん出来ます。
形式上はアマチュア登録ですが実際に「給料」をもらってプレーしている選手も多数います。
このディビションでは「セグンダB」の関係で1位のチームの自動昇格があるグループとないグループがあります。
ないグループは上位4チームが昇格プレーオフを戦います。
降格も下から4チームだったり3チームだったりとバラバラです。
しかも、「セグンダB」から降格してくるチームによっては影響を受け、調整のために降格数が増えたりします。
指宿選手がプレーしていたディビションであり、過去にも日本人選手が本当に数えるほどですがプレーしています。
今シーズンはJ-ESPの長期生Hiroがプレーしていましたが、公式登録を調べてみても日本人が監督をしているチームが1チームあるだけで今現在このディビションでも日本人選手がプレーヤーとして登録されているチームはありません。
サッカー留学でしたら、まずひとつの目標としてこのディビションを狙うのがいいのではないでしょうか。
「テルセラ・ディビション」グループ1、Alondras FC x Silva SD。
「テルセラ・ディビション」グループ1、RC Deportivo La Coruna B "Fabril" x Alondras FC。
「テルセラ・ディビション」グループ1、Silva SD x CD As Pontes。
「テルセラ・ディビション」グループ1、Alondras FC x Silva SD。
「テルセラ・ディビション」までは「Categoria Nacional = 全国カテゴリー」ですが、その下からは「Categoria Regional=地域カテゴリー」となり、それぞれの州や県のサッカー協会によりシステムや呼び方が変わってきます。
5部にあたるリーグも州により呼び方も変わり、グループ数も変わります。
ガリシア州でしたら「Preferente Autonomica = プレフェレンテ(ガリシア州地方プレミアリーグって感じでしょうか)」が5部にあたり、2014/15シーズンは2グループ・合計40チームあります。
ガリシア州のお隣、アストゥリアス州では「Regional Preferente = プレフェレンテ」が5部にあたり1グループ・20チームしかなく、逆にアンダルシア州では「Primera Andaluza = アンダルシア1部」が5部にあたり4グループ・合計69チームもあります。
さらにセウタ、メリージャ、ラ・リオハ州には5部までしか存在していません。
5部ではスペイン全土で日本人選手がプレーしていましたし、まだ全て確認は取っていませんが今シーズンもプレーしている選手がいるのを確認しています。
スペイン全土のチームを確認することは非常に難しいですが、このディビションでも恐らくサッカーをすることで「給料」的なものが出るチームもあります。
ガリシア州「Preferente Autonomica」、Sporting Sadaの試合。
ガリシア州「Preferente Autonomica」、Sporting Sadaの試合。
6部となるとグループ数だけでも2014/15シーズンはスペイン全土で71グループあり、チーム数は単純計算でも1400以上になります。
ガリシア州では6部にあたるディビションは「Primera Regional = (ガリシア州)地方1部」と呼ばれ、2014/15シーズンは5グループ・合計90チームあります。
ガリシア州1部「Primera Regional」グループ1、Sporting Ciudad x Victoria CF。
ガリシア州1部「Primera Regional」グループ1、Olimpico de Rutis CF x UD Paiosaco。
さらにその下のディビションとなるとガリシア州では7部は「Segunda Regional = (ガリシア州)地方2部」と呼ばれ13グループ・合計225チーム、8部は「Tercera Regional = (ガリシア州)地方3部」と呼ばれ17グループ・合計205チームあります。(数字は全て2014/15シーズン)
ガリシア州2部「Segunda Regional」グループ1、CD Ciudad Jardin x CD Marte (2013/14シーズン)。
ガリシア州2部「Segunda Regional」グループ1、Atletico Castros x Galicia Gaiteira CF (2013/14シーズン)。
ガリシア州3部「Tercera Regional」グループ1、C.D. Cristal x Sin Querer S.D.。
アンダルシア州グラナダ県、バスク自治州ビスカジャ県、アラゴン州サラゴサ県には9部まであります。
これらのリーグ戦がスペイン各地で毎週末行われ、勝点3、昇格・降格をかけて戦われています。
その中でプレーしてスペインの観客を前に目の覚める活躍をするなんて、ワクワクしませんか?

















