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No.39

『私』を語る。

不完全で未完成、そういうものが好き。完ぺき主義な癖に、歪んだものが好き。でも歪んだ自分は嫌い。何かを好きになって、追いかけて、楽しいのに、完成した瞬間に熱が冷める。目が覚める。ふらふらして迷って、追いかけて、いつしか何も感じなくなる。変化のない、満たされた空気に感覚が麻痺して、楽しいと感じなくなる瞬間が嫌で、うやむやにしたくなる。中途半端で終わらせる。力を込めて何かを両手でグッと押して、急に力を抜いたような脱力感。いきなり力を抜かれた〝それ〟は、勢いをつけてこちらに襲いかかってくる。そんな人生を生きてきた。何度も自分が嫌になった。何もかも投げ出したくなった。それでも世界はこの目にはっきり映ったままで、消えてなんかくれやしない。ため息ついたって、涙を流してみたって、自分の中の矛盾した感情はなくならない。ぐにゃぐにゃに歪んだ地面が、足元が崩れていく感覚に冷や汗出る。正体のわからない焦燥感にただただ襲われる。私の求めていたものって、なんだっけ?