どうもです。

 

今年初夏、税理士登録が無事されたのですが、今はまだ事務所勤務中。

近日独立予定ではありますが、さてどうなることやら。

 

そこでふと、標記のダブルライセンスってどういった評判なんだろう、ということで簡単にネット検索をしてみました。

まあ、「相性良し」という評価が多いですね。

私は上記に加えて、情報処理安全確保支援士も継続して維持しているため、トリプルライセンスとも言えるのですが、別にだから何かある、ということはありません。

周りから見たら「ちょっとIT系に詳しい、いろいろ資格持っている人」という程度です。

やはり、元SEとしての経験が最も比重として大きいんで。まあ今後、うまく生かしていくつもりです。

 

一時所得や雑所得の定義や違いについて税務相談で話をしたあと、自己株式取得の際におけるみなし配当の計算をし、それとは別に創業助成金の申請書の作成支援をしながら、YAMAHAのWifi機器の設定をコンソールから行って、WPA2-Enterpriseの環境を実現する、なんて人は・・・ただの奇妙な人でしかないのかもしれません。

 

 

さてこういったネットに記載されていることの中で、少し気になったことがありました。多くのサイトに「税理士は中小企業診断士試験の受験に有利」と書かれていることです。

たしかに、若干は有利かもしれません。ですが、試験者全体を見た場合、そんなに有利な気はしません。(公認会計士の保有者は明確に有利かも、です)

 

というのも、中小企業診断士の財務関連は

 1次試験:財務会計(初日の受験科目の2つ目)

 2次試験:事例4

とあり、この部分が税理士や公認会計士の場合に有利に働く部分になるのですが、この科目で、税理士はそこまで有利な条件がないと思えるのです。

 

1次試験の場合:

試験問題には、会計関連のほかにも、ファイナンシャル関連の知識(MM理論とか、ポートフォリオとか)も必要になります。ですが、税理士はこの分野についてあまり深く触れていない気がしています。つまり、勉強が必要。

また、試験科目の免除申請をする、という観点も、「全科目の合計で420点」ということを考慮すると、税理士であれば免除せずに受験して、全体の点数アップに寄与させる、という方向で対応した方がよい気がします。(私もこれが大きかった)

結果として、税理士が中小企業診断士試験を受験するにあたっては、1次試験の対応は<科目免除>よりも「会計関連以外のファイナンス系の勉強をすることで、総得点アップに寄与する」と考えたほうがよいと思います。

つまり、勉強範囲が他受験者よりも少し有利になるだけ、というところでしょうか。

 

また、結局、他の受験者も、多くは仕事をしている人なので、その道のプロとして生きている人が多いです。仕事で統計をよく使っている人であれば、「経済学・経済政策」の試験勉強時間を減らせるでしょうし、私のようにSEであれば、「経営情報システム」が得意になります。税理士が受ける際の、財務会計の勉強時間を少なくできる、ということと同じ、ではないでしょうか。

つまり、受験する7科目というトータルで見たら、受験者全体を通してあまり差がない気がします。

(だいたい、どの受験者も、7科目のうちのいずれかで得意分野がある、と考えるべきでしょう)
 
2次試験の場合:

こちらは、税法的なことよりも、決算書や与件文を見て、どう分析・判断するか、という点が重要です。この点は、税理士というよりも、公認会計士や、日商簿記1級の工業簿記の範囲のことが多い気がします。

税理士が有利に働くのは、「現在価値の計算に、人よりすんなり入れて、電卓がより扱える」ということ、かな?(極論かも)

この意味で、公認会計士や、日商簿記1級保持者(もしくは、合格目指して勉強していた人)は、税理士よりも試験に向けた知識としては有利、な気がします。とにかく、2次試験は、会計的な知識はそこそこでよく、「内容を分析して、文章にして、読み手に意図を伝える」ことが重要ですから。

 

 

結局、税理士が中小企業診断士を受験するにおいては、他受験者よりも若干有利かもしれませんが、そこまででもない、という感覚です。1次試験は、ひととおり勉強できれば、大体どんな人でもなんとかなります。(といっても、やはり大変です)

本丸は2次試験です。ここは、頑張るだけ。さすがに練習しないと合格できないとは思います。

(稀に本当に頭のよい人が、さくっと合格できる場合もありますが、それは別の問題)

 

 

ちょっと、一般的に言われていることとは異なるかな、と思ったので、こういう見方をする人もいる、ということで書いてみました。

 

ではまた。