【品質ではなく価格】
 ここで興味深いのは「その他」の答え。127人中75人が「使おうと考える製品はない」、20人が「使いたくない」と書き込んでいる。品目を書き込んだのは「日用雑貨」が16人。ほかはオモチャ、自転車などが12人だった。ただ品名を挙げた人も「品質を問わないものであれば」(岩手県・30代・女性)「安ければ」(兵庫県・50代・女性)というただし書きがついていた。
 衣料品という回答が高率だったことと合わせ、ここで日本人が中国製品に求める傾向が浮かび上がってくる。それは品質ではなく価格、耐久消費財ではなく消耗品。これをそのまま受け取れば、日本は高品質のモノづくりを、中国は低コストのモノづくりをすれば、すみ分けができることになる。



⇒もしクオリティ的によいイメージが無い中国製品が高品質ブランドとして世界中に認知されたら日本企業におけるアドバンテージはどこにあるのか。 ユニクロはじめ衣料品を皮切りに日本の高品質なものづくりのノウハウを彼ら独自のノウハウと組み合わせたら、多分怖いもの無しでしょうか。 大学のクラスメイトに中国・台湾・香港の生徒がいましたが、彼らの集中力・貪欲なまでの向上心は凄かった事を覚えています。