■中国とどうかかわるか・モノづくりアンケート(3)2005年7月4日掲載
【中国が世界の工場に】
日本のモノづくりが世界一だと思わないのは4人に1人。うち中国が世界一だと思う人はドイツに次ぎ、米国を上回った。今や“世界の工場”の称号を得た中国。そのモノづくりは日本にとって脅威となるか。答えは日本がどのように中国のモノづくりとかかわっていくか、それ次第となる.
アンケートでは「現時点で、使おうと考える中国製品は何ですか」という質問を設けた。高率の回答を得たのは衣料品の77.6%。実際に普及しており、日常の利用に問題は感じていないようだ。そのほかはほぼ10%前後で、自動車に至っては1%にも満たない。
⇒現在 中国製品はまだ「ローテク・安価な製品」がメイン。でも約13億人の人口を誇る国に対してどのようなビジネスアプローチでいくか。正攻法ではかなわない、圧倒的な物量・人材の豊富さに打ち勝つにはどうしたらよいか。製造業企業トップの舵取りは今まで以上に困難なシチュエーションである事が窺われます。