総務省が発表された「情報通信白書」から・・・
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/cover/index.htm
【企業のICT利用の深化】p59
○ 企業のインターネット利用率は100%近くとなっており、また、企業内通信網の構築率は89.5%、企業間通信網の構築率は59.0%となっている。携帯電話の利用率は65.8%で、利用形態は単に通話にとどまらず、社内イントラネットへのアクセスなど多様な形態で利用されている。
○ 情報システムの導入はほぼすべての業務で進展している。また、アプリケーションソフトはオーダーメイドソフトの利用が減少する一方、パッケージソフトの利用が増大している。さらに、情報システムの企業間の連携が進展している。
○ 情報システムの導入目的は、「コスト削減・業務効率化」から「売上拡大・高付加価値化」へと変化するとともに、情報システム投資の効果発揮に向けた取組も「投資対効果の検証」、「情報システムに合わせた組織・制度改革」などの点で進展している。また、情報システム投資の効果があったとする企業が増大している。
○ サーバー用OSへのOSS(オープンソースソフトウェア)の導入率は、米国が33.0%と最も高く、日韓は21.0%となっている。OSSに対しては、導入・運用コストの安さ、カスタマイズの柔軟性といった点で評価が高いが、開発・保守体制、サポート体制で評価が低い。
○ メインフレームシステムのオープン化については、日米韓とも取組が進展している。日本は相対的にメインフレームとオープンとの併用が高い。また、メインフレームの継続利用の主な理由は、運用の安定性、既存ソフトウェア資産の活用となっている。
○ 企業の情報システム部門における人員の充足については、「プロジェクト管理」、「システム監査」などあらゆる分野にわたって人員が不足している企業が5割を超えている状況にある。・・・続く