■プロ野球 ヤクルト6ー9広島 （26日 神宮）
広島はヤクルトに逆転勝ち、44勝37敗4分の貯金7で首位・巨人とは1ゲーム差につける、一時7点のリードを奪うが3点差に迫られるが救援陣が無失点で逃げ切った。先発・ハッチが初回に村上に18号2ランを浴び先制されるも2回に打者15人で9安打を集中させ9点を挙げて逆転。ハッチは5回に2打席連続の19号2ランを浴びるなど5回途中6失点で来日初勝利ならず。2番手・黒原が3勝目（2敗）。
スタメンは1番センター・秋山、2番ライト・野間、3番レフト・堂林、4番サード・小園、5番キャッチャー・坂倉、6番セカンド・菊池、7番ショート・矢野、8番ファースト・シャイナー、9番ピッチャー・ハッチのオーダーを組んだ。
ヤクルトの先発は左腕・山野。1回、秋山は左飛、野間は二ゴロ、堂林は堂林が空振り三振とわずか3球で三者凡退に終わる。
先発・ハッチ（29）は今季5度目の登板、試合前まで0勝3敗、防御率6.00。前回の5月23日・阪神戦（マツダスタジアム）は5回を5安打1失点で負け投手。翌24日に登録抹消され、それ以来の登板。今季のヤクルト戦は2度目、前回の4月25日（神宮）は2回を6安打6失点も勝ち負けついていなかった。
ハッチは1回、長岡の右飛を野間が大好捕、青木に四球、宮本は三飛で2死一塁から村上にセンターバックスリーン左に18号2ランを叩き込まれ2点を先制される。
だが2回の攻撃で小園が死球、坂倉と菊池の連打で無死満塁の絶好機に矢野がライト線に3点タイムリースリーベースを弾き返し逆転。さらにシャイナーは見逃し三振もハッチがセンター前にタイムリーを落とし、4ー2とする。
なお秋山は中安打で1死一・二塁とすると野間が右中間に2点タイムリーツーベース、堂林の左安打を挟み1死一・三塁から小園がライトへタイムリーを飛ばし、7ー2に。
続く坂倉の右安打で1死満塁から菊池の遊ゴロ併殺打崩れ間に1点。矢野が四球を選び2死満塁とするとシャイナーも押し出し四球を選び、この回に打者15人9安打の猛攻で9得点を挙げた。
ハッチは2回、山田を遊ゴロ、中村を中飛、丸山和を一ゴロと3人で抑えた。だがハッチは4回、先頭・宮本に中安打、村上にライトスタンド最上段に2打席連続19号2ランを放り込まれ、4ー9となる。なおオスナに中安打、中村に四球で無死一・二塁とするも山田を三ゴロ、丸山和も三ゴロ、代打・川端を二ゴロに打ち取った。
打線は3回2死満塁で菊池が空振り三振、5回1死二塁から堂林が空振り三振、小園が右飛に倒れ追加点を取れない。
ハッチは5回、長岡に中安打、途中出場・岩田に四球を与え降板。代った2番手・黒原は宮本を中飛、村上に四球で1死満塁に。オスナにレフトへタイムリー、中村にレフトへ犠飛を許し、9ー6と点差を縮められた。
ハッチは4回0/3を80球、5安打、3四球、2奪三振の6失点（自責6）の結果を残せず。
6回は3番手・塹江が丸山和を空振り三振、代打・増田を二ゴロ、長岡を二飛と3人で退ける。
7回の攻撃で1死から秋山が中安打、途中出場・大盛がバント失敗の捕邪飛、堂林が中安打で2死一・三塁も空振り三振に倒れて3回以降、得点を挙げられない。
7回は4番・ハーンが1死から宮本に左安打も村上を二飛、オスナを二ゴロに仕留める。
8回はこの日に登録された島内がマウンドへ。中村と武岡を連続空振り三振、丸山和に四球も代打・松本直を右飛に打ち取った。
9回は守護神・栗林がわずか3球で長岡を中飛、赤羽を左飛、宮本を二ゴロ締めて27セーブ目（0勝3敗）。