◆日本生命セ・パ交流戦 広島4―0ロッテ(7日・マツダスタジアム)

広島の大瀬良大地投手が、プロ野球90人目(102度目)のノーヒットノーランを達成した。ロッテ打線を相手に、2回2死からと6回1死、8回1死、9回2死から2連続で与えた5四球だけ。球団では12年4月6日に前田健太(タイガース)がDeNA戦(横浜)で達成して以来5人目で、マツダスタジアム開場以来では初の快挙となった。

 背番号14にとって“鬼門”の交流戦だった。19年6月5日の敵地・西武戦の白星以降、11戦白星なしの7連敗中だった。1829日ぶりの交流戦白星が、特別な1勝で今季3勝目を手にした。また、マツダ通算43勝目(救援2勝を含む)は、並んでいた野村を抜いて、前田の45勝に次ぐ歴代単独2位となった。

 再び規定投球回に到達して防御率1・07は、同僚の森下の1・16を上回るリーグトップに浮上。チームは交流戦連勝スタートから今季最長5連敗で一度は沈んだが、今季6度目の3連勝。巨人が敗れたため、今月1日以来の首位に返り咲いた。