坂本農水大臣は、日本ではまだ感染が確認されていないアフリカ豚熱について「いまだかつてないほど侵入リスクが高まっている」と強い危機感を示し、旅行者などに対策を呼びかけました。

 

坂本農水大臣「アフリカ豚熱の侵入リスクがかつてないほど高まっています」

アフリカ豚熱は、アジアでは2018年に中国で発生して以降、徐々に感染が拡大しており、今年1月には、韓国のプサンで野生イノシシの感染が確認されています。
これまで日本で確認されている豚熱と違い、有効性が認められたワクチンがないため、一度侵入を許すと畜産業に壊滅的な被害が出るとされています。

坂本農水大臣は、旅行者らに対して肉類を持ち込まないなど、ウイルスを侵入させないために細心の注意を払うよう呼び掛けています。

農水省は、濃度をあげた消毒マットを設置し、新たなポスターを作り注意を呼びかけるなど水際対策を強化するとしています。なお、アフリカ豚熱は人には感染しないということです。