ある晩、夜中の3時ごろにはやてが突然起きて、

「膝が痛い!」

とうめきだした。


5歳の頃、よく膝が痛いと言うことがあって、

成長痛かな?と思いながらももしかしたら・・・と

不安になっていた。


患者会で大学病院のある先生が、

「四肢疼痛というと、手先足先が痛むというふうに

みなさん思っているようですが、場所は人によって違います。

全身のどの場所にも起こりうるものです。」

と話したのを聞いて以降、

膝だからといって安心はできなくなっている。


とにかく尋常ではない痛がりようにとまどっていると、

「お母さん、膝を冷やして。」

とはやてが言ってくれたので、1階に湿布を取りに行き

戻ってみると、はやてがガチガチと歯を震わせて泣いていた。


さくらに処方されていたロキソンテープが1枚残っていたので、

すがるような思いで膝に貼ってみると、

ものの数分ではやては落ち着いた。


「膝が痛いって、痺れる感じ?」

と聞くと

「ううん。骨を外側からぎゅーって押されてる感じ。」

と言うので、四肢疼痛とは違うのかな・・・?と思うものの

もしかして・・・と思うと涙が止まらなかった。


検査をしないでグレーゾーンにいるというのは、

この「もしかして・・・」の連続。

検査をして白黒をはっきりつけた方がいいのだろうか?


自分が一体何に悩んでいるのかさえ、

時々わからなくなる・・・。