今日はイタリア映画界の異端児で特異な作風が映画ファンに人気の「ピエル・パオロ・パゾリーニ」監督の映画ポスターです。ポスターを見ただけで癖のある作品ばかりなのがわかります。フェリーニの「カリビアの夜」では脚本を担当していました。
1968年「テオレマ」はシルヴァーナマンガーノ、テレンススタンプ主演でメッセージ性の高い作品です。
1969年「豚小屋」は当時大人気だったジャン・ピエール・レオ出演です。
1969年「王女メディア」のメディア役は有名なオペラ歌手マリア・カラスです。
1971年「デカメロン」はパゾリーニの「生の3部作」の第1作でオムニバスコメディです。
1972年「カンタベリー物語」は「生の3部作」の第2作でオムニバスコメディです。
1974年「アラビアンナイト」が「生の3部作」の第3作で最終作です。
立看ポスターです。
1976年「ソドムの市」はマルキ・ド・サド原作の映画化でスカトロ描写など過激な表現で欧米では上映禁止になった問題作です。この作品の後でパゾリーニは謎の死を遂げました。