今日は昭和残侠伝や日本侠客伝のような人気シリーズではない健さんの任侠映画を並べました。助演の作品や任侠映画以外も入っています。昭和40年から47年頃までは任侠映画がブームだったので主演は人気シリーズで助演で他の役者の作品に参加するのが殆どですが新シリーズを模索して新規の作品も出演しました。

 

「戦後最大の賭場」はメインは鶴田浩二になります。昭和46年公開「日本やくざ伝 総長への道」は健さんの新シリーズとして製作されましたが任侠ブームが下火で続編は作られずに終わりました。

昭和48年公開「現代任侠史」も新シリーズとして製作されましたが興行が振るわず実質的に仁侠映画ブームはこの作品で終わりを告げました。脚本は黒澤作品を手掛けた「橋本忍」で監督も「網走番外地」の石井輝男です。昭和50年公開「日本任侠道 激突篇」はタイトルがシリーズもののようなタイトルですが単発で健さんにとって最後の任侠映画です。実録ブームの中でこれもコケました。

昭和43年公開「侠客列伝」は任侠ブームの時でこの年の日本映画興行第7位のヒットでした。「遊侠列伝」は昭和45年でまだ仁侠ブームの時です。

「望郷子守唄」は昭和47年で「仁義なき戦い」の前年です。昭和48年公開「山口組三代目」は大ヒットしました。

「荒野の渡世人」は西部劇と仁侠の合体です。「日本ダービー」は任侠は全く関係なしです。

昭和49年公開「ザ・ヤクザ」はハリウッド製任侠映画です。監督はシドニー・ポラックで主演はロバート・ミッチャムです。戦争映画「燃える戦場」も健さんが出演したハリウッド映画で監督はロバート・アルドリッチです。

最後はオマケで平成10年タバコのCM「ラーク」のポスターです。この時、健さんはタバコは吸っていなかったらしく仕事として吸っていたそうです。このポスターはB2サイズですが小さなステッカーもいろいろ作られました。