子供と家の前で遊んでいると、


なんかアシナガバチを最近良く見る気がする

と思うようになり、


「あ、またいた」と警戒して眺めていると、


その1匹が、お隣さんのウッドデッキの下の隙間へ。




案の定、覗いてみると巣がありました。





お隣さんに伝えて、その日中に駆除。





アシナガバチがどの程度か分からへんけど、スズメバチの場合、働きバチが女王蜂や幼虫を守るため、巣に近づいただけでも襲ってきます。

子育てシーズンのスズメバチは本当に怖い。


ひとたび敵認定され、そいつが警報フェロモンを出すと、巣にいる働きバチが一斉に襲ってきます。

おっそろしい。


多い時は2千匹もいるらしいからこれまた恐ろしい。



言い換えると、巣に近づかない限りは、例えばどこかの畑をスズメバチが飛んでいても、基本的には襲ってこないということですね。

蜂かって無駄にリスクを負って戦うことはしないと。


それが分かっていれば、過度に恐れることもありませんねにっこり


オオスズメバチは世界最強の社会性昆虫と言われているそうです。

日本にこんな世界最強がいるなんて望んでない。






話は戻ってアシナガバチ。


最初見た感じ、巣には結構な数おったし、

多分こいつらは働きバチで、子育て真っ最中。

私の拙いスズメバチ知識に当てはめると、気が立っておいでかと思われる。

しかも駆除されたのは昼間。

多分全部の働きバチは巣におらず、狩りに出ている個体もおるはず。駆除後に何匹かは戻ってくるのではないか(戻りバチ と言います)。

戻りバチはより危険と聞くし、念のため駆除された方に聞いてみた。




「1週間くらいはハチがいるかも知れんけど、そのうちいなくなるんで大丈夫と思いますー」

だそうで。




結局、それ以降アシナガバチを見ることはなく、心配は杞憂に終わりました。









と安心した矢先、







今度は私の家にハチの巣が昇天








ドロバチという、違う種類。








見たことないハチが駐車場を飛んでいて、



早くどっかいってーと思いつつ見ていると、



カーポートの柱の上の方へ姿を消し、




まままままままさか、




と思って目を凝らすと、
























なんかあるうううぅぅぅ。







これがドロバチの巣でございます🪺




いや僕も調べて知りました。





こんな巣を作るタイプもおるんやなぁ。




あの中心の丸い穴、






「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、



マンボゥ!」の、




「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」



を一生言い続けているような見た目。

なんかすみせん。







ドロバチは基本、おとなしいハチらしいのですが、


子供が万一刺されたら大変やし、





可哀想やけど、

























往生してください真顔









脚立に登って、













ふぁいやあぁぁぁーーーー。

さすが蜂用というだけあり、噴射距離がすごい。



殺虫成分のピレスロイドは、虫にとっては猛毒ですが、人間は分解できるから基本無害です。


でも口の中がスースーして、マスクしなかったことを後悔しました。

大量に吸引するとヤバいこともあるそうなので注意です。










ぐっばいビー🐝











念のため数日放置して、



恐る恐る巣を削り取ると、




中はこうなっていた。

※閲覧注意















空洞がいくつかあり、



蛹っぽいのと、成虫なりかけ?の死骸。

若干繭のようなものに覆われているから、親ではないはず。





多分、親は駆除の際巣にはいなくて、



殺虫剤まみれの巣には戻れず、去っていったんかな?






ドロバチは、巣に卵を産んだら、蜘蛛とかを捕まえて、巣に詰め込むそうです。

幼虫はそれを食べて育つ。



確かに落とした巣から蜘蛛が3、4匹出てきたわ。






学びの機会やと思い長男にも見せましたにっこり


ハチに罪はないけどね。

縄張りに入るってのはそーいうことやから。

良い子は無闇な殺生はしないでね。








いやー、今回は良かったけど、


これスズメバチがいつか巣を作りにくるんちゃうかと思うと怖いなぁ。



バルコニーとか可能性あるやろ魂が抜ける





シーズンは定期的に確認して、


女王が巣を作ってる間に駆除やな。


働きバチが生まれてしまうと手に負えない驚き








ちなみに、僕にとって蜂と言えばニホンミツバチなんですけど、


ミツバチにとって、

スズメバチは天敵です。


下手したら1匹のスズメバチにコロニーが全滅させられることもあるそう。



そんなミツバチもやられっぱなしではなく、


何匹もの個体がスズメバチを覆い、筋肉を震わせて高温を発生させ、返り討ちにすることもあります。



熱殺蜂球と言います。

必殺技感すごいっすよね。





集団の力で巨大な個体に立ち向かう生き方は、


日本人の生き様に近いものを感じたり



するようなしないような。 





ミツバチは近年、気候の変化等によって個体数が激減しているそうですが、他人事ではないのです。

ミツバチは、人間が食べる野菜や果物の75%の受粉に関わっているそうで、ミツバチの減少は、我々の暮らしに深刻な影響を与えます。



最近はスタートアップ企業が中心となって、ミツバチを守るためのAIを駆使した巣箱や、ミツバチの代わりに人工的に受粉を実現する機会などが発明されているそうですよ。


とりわけイスラエルで活発だそうです。


イスラエルってIT産業盛んなんやなぁ🤔


なんかユダヤ人が領土問題で争っているみたいなイメージが強かったけど、日本よりよっぽどデジタル先進国なのかも。









小学生の頃、住んでいたボロ団地に1人でいたら、


トイレの窓から蜂が入ってきて、


悲鳴をあげて2階の友達のところに逃げ込んだところ、


そこもトイレの窓が開いていて、



なんと蜂が追いかけて入ってきました。






もう怖くて怖くて、記憶あんまりないけど、部屋に隠れてる間に親が帰ってきて、



うまく逃がしてくれた気がします。





曖昧な記憶やけど、蜂への恐怖が克明に刻まれた出来事でしたね。



それ以来、トイレの窓が開いてたら必ず閉めてました予防



網戸がないとか有り得んわ。