「おばけむら」という絵本のあらすじです。
非常に印象的だったので内容を誰かに共有したい!
ということで、
結構前に読んだんですが思い出しながら書きます。細かいところ間違ってたらごめんなサイヤ人。
↓↓ネタバレ注意↓↓
昔の話。
ある山奥に、
豊かではないが、それなりに幸せに人々が暮らしている村があった。
その村に、ある日別の村から人がやってきた。
その人たち曰く、
お化けを捕まえたのだが、どうにも対処に困っている。金品と引き換えに受け取ってもらえないか とのこと。
村長は、困った時はお互い様だと要求を受け入れた。
お化けは山に放った。
またある日、別の村から、同じようにお化けをもらって欲しいとお願いされた。
金品と引き換えに、村長は受け入れた。
お化けは山に放った。
その後も、噂を聞いた色々な村から、お化けが連れてこられ、その度に村長は金品と引き換えにお化けを受け取り山に放ち続けた。
決して豊かではなかった山奥の村は、いつしかとても裕福な村となった。
人々は豊かな暮らしに浸った。
ある日、村長は村の近くに、お化けが近づいてきていることに気がついた。
村長は村人たちを集め酒を振る舞った。
村人は酔っぱらい、大盛り上がり。
お化けが村に入り込んでも誰も気づかなかった。
村長は酒を振る舞い続けた。
そんな状態がしばらく続き、
ある夜、村長が寝ていると、
1匹のお化けが村長に近づいてきた。
そして、村長の顔や手足を引っ張り始めた。
お化けは次々に村に侵入し、
村人たちは皆、顔や手足を引っ張られた。
もう元の暮らしは戻らない。
平凡なささやかな幸せも、戻らない。
というお話。
察してる方も多いでしょうけど、現代への強烈な風刺ですね。
私たちが便利な暮らしと引き換えにしているもの。
頭では色々と分かっているし、できることはやろうとするけど、今の暮らしは変えらず、失い続けているもの。
自分自身の生活。子供の未来。
いつかの世界が、このおばけむらのようになるのか、そうならないために本当にやるべきことは。
もっともっと一人一人が考えないと、
子供の未来が奪われてしまうかも知れません。
皆で一緒に考え続けましょう。
そしてできることはなるべく多く、実践しましょう。
資本主義である限り環境保護って絶望的な気がするけど![]()
ある程度の暮らしを保持しつつ、開発と人口増加を止めなければ、
いつか国同士の資源の奪い合いが始まり平和なんて夢物語になるのではと思います。
僕の座右の銘↓
奪い合えば足らぬ
分け合えばあまる
みつを。
ちなみに座右の銘はもう一つあって、
人事を尽くして天命を待つ
胡寅(こいん)※中国の儒学者
最近、世界各国のお偉いさんが謳っているSDGs。
本心は分からんけど、
実現すればどれも素晴らしいことであるのは間違いありません。
何よりも大事なのは平和。
そのためには、奪うのではなく、分け合うことが絶対大事です。
自分が苦しくても。
孔子の言葉をまとめた論語にも、「自分が欲しければ人に与えよ。自分が立ちたければ、まず人を立たせよ」とあります。
そうやって粛々と人事を尽くしたのであれば、
あとは恐れず、堂々と天命を待つ。
どんな結末であろうと受け入れること。
成功も失敗も、人としての道理を貫いた過程で生まれるカスのようなものだ とは渋沢栄一の言葉。
大事なのは成功や失敗という結果ではなく、「道」だということ。
簡単なことではないし、
自分にこれをやり遂げる自信は今のところありません![]()
でも、結果ではなく過程である「道」を大事に生きることができれば、
貧しくても心は穏やかに生きれると思うんですよね。
自分の子供にもそうであってほしい。
どんな苦労を強いられたとしても、
環境に気持ちを左右されることなく、
「やりきった。良い人生だった」と思って欲しい。
目指していきたい境地ですね![]()
おばけむらから少し話が逸れたけど、
今後正念場の時代がやってくる可能性は十分あり得るし、見て見ぬ振りはしてはいけない。
それは今回お話しした絵本から再認識させられたこと。
そんな時代を乗り切るために、
改めて偉人の名言を胸に刻もうと思った
というお話しでした。
偉そうなこといってすみません。
自分もまだまだ「道」を語るには程遠い煩悩まみれの凡人です![]()
自分自身に言い聞かせるためにも、ブログに書きました。