Hello
今日は国際結婚の準備手続きをしながら知った、トリビア的な話について書こうと思います
・国際結婚は「入籍」しない
婚姻手続きを済ませることを一般的に「入籍」といいますが、これは国際結婚には当てはまりません。なぜなら外国人には「戸籍」がないから!
日本人同士だと、婚姻手続きとともに新しい戸籍がつくられ、そこに夫婦の名前が並びますが、国際結婚では日本人側の単独戸籍がつくられ、端っこにある備考欄(正式名称は身分事項欄)に外国人配偶者の名前等が記載されます。紙の上だけの話とはいえ、同列には扱われず、「おまけ」のような扱いに彼は少ししょんぼりしてました
※ちなみに戸籍制度はWikipedia先生いわく、
“21世紀の現在では中華人民共和国(事実上形骸化している)と日本のみに現存する制度”
だそうですよ。うーん、こんなところもガラパゴス文化
・国際結婚の書類手続きはめんどくさい
日本人同士の場合は、婚姻届+戸籍謄(抄)本(2名分)の3点を用意すれば良いですよね
日本で、イギリス人と結婚したい場合は、それに加えて
①イギリス本国又は駐在イギリス大使館から発給される
「婚姻要件具備証明書(Certificate of No Impediment))」
② 国籍証明書(パスポートでも代用できます)
③ 出生証明書(父母の氏名を確認します)
④ ①~③の訳文
…なんと合計8点もの書類が必要なんです
①のなんだか難しい名前の書類は、通称「独身証明書」とも呼ばれる書類で、戸籍の代わりに、「私は独身ですよー。重婚じゃないですよー。」というのを証明する大事な書類です。
…え、戸籍制度がないのにどうやって、独身を証明するかって?そりゃー
神に誓うんですよ?
私たちの場合、彼が来日してからイギリス大使館にアポを取って発行してもらいに行ったのですが、窓口で係のお姉さんがおもむろに取り出したのが、まさかのキリスト教のバイブル…!
洋画の法廷シーンなんかで聖書に手をあてて宣誓するシーンを見たことないですか?
まさにあんな感じ!付き添いで来ていた私にとってもかなり面白い体験でした
彼も堂々と誓ってたと思いきや「こんなことするの初めて…」と後になってからソワソワ
そしてそんな非日常体験後に発行してもらった証明書のお値段なんと…10,000円超え…!
日本のお役所はいまだに何でもかんでもペーパー文化、郵送文化で時代遅れっぷりに呆れるけど、値段は良心的なんだなぁ…と思い知らされた一件でした
長くなったので、つづきはまた次回