(ずいぶん時間がたってしまいました)
ふぉ~ゆ~舞台以外で多ステは初めて!
何故ならば、高1長女の今のイチオシ俳優さんである赤楚衛二(あかそ えいじ)さんが出演しているからです!
なにがなんでもチケット取って!と長女に懇願されてあちこち申し込んでの2公演Getです。
しかもひとつは3列目、赤楚クンがよく立つ下手側!グッジョブ( ̄▽ ̄)b
赤楚クンは2段目中央の彼。
現在放送中のドラマ『イノセンス 冤罪弁護人』(日テレ毎週土曜夜10時~)にも出演してます!
『イノセンス』の放送前の特別番組では、素の赤楚衛二くんが少しだけ垣間見れたのだけれど、それはそれは可愛いちょっと天然系。
キンプリ平野くんの如く。
そしてイケメン。
ライダー。
HERO。
もう無敵。
今、わが家の人気独占の彼です。
そして1/25(金)から赤楚くん主演映画『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』が期間限定上映されるのですが、舞台挨拶のプラチナ(?)チケットGetしちゃいました!
やったー!
……… 話がそれました。
この舞台『民衆の敵』、おもしろかったです。
正義・正論が立場によって排除すべき敵になっちゃうよっていう物語。
(役名わからないので省きます)
堤さんは自身も暮らすこの小さな町の産業である温泉リゾートの温泉が微生物によってひどく汚染されていることを突き止め、町のため、住民のため、温泉施設のため、温泉利用者のためそれを地元新聞紙上で公にすることにします。
それを知った堤さんの兄の市長、温泉の株主、温泉組合はそれを阻止する動きに出ました。
温泉施設が危険とわかればこの町唯一の産業が危機に陥り町は衰退する、補修工事にも莫大なお金と期間がかかる…
新聞社も市長側につき、とうとう堤さんは四面楚歌。
それでも自分の正義を主張する堤さんは市長や町の権力者に丸め込まれた市民から“ウソつき”という目でみられる。
口の悪い堤さんは演説の中でそんな市民に対しても下層市民を野良犬に例えるなど神経を逆撫でする言動をするから…
「おまえは民衆の敵だ!」と烙印を押される。
家を追い出され、娘は仕事を失い、息子は学校を退学…、一度はこんな腐った街などくそ食らえと町を出ることを決めた一家だが、逃げてなんてやるものか、自分の正義を示すためこの町で闘ってやると決意する。
というストーリー。
汚染された温泉を垂れ流し続けるのは疑うことなく悪だけど。
「多数決なんてくそったれ!
選ばれし賢明な人間はほんの一握りしかいない。世の中の大多数は野良犬みたいなもの。
こんな大切な問題を多数決で決めるのは無意味!」
こんな演説を田舎の庶民にしちゃう堤さんもどーなのよ。
こういう場面で人を納得させられる力を持つ人でなければ、例えどんな正義を持っていても救世主にはなれないね〰
逆に悪知恵だとしても民衆の心つかんじゃえば勝ちなんだもん。
この町に未来はないわ…(^^;
壁一面に(温泉を通す)パイプが張り巡らされ舞台と客席の境に石が敷き詰められた舞台。
温泉が全て、利権に雁字搦めの小さな町の小ささと頑固さだけれど、そこに住む人にはそれが世界そのもの。
ここで闘ってやると決めた堤さん一家の向こうに、本当の大きな世界を感じたように思いました。
赤楚くんは。
新聞社の若手記者さん。
世間の流れに全力でそーだ!そーだ!って言っていました。
自分の意志が世論の流れであっちこっちしているのも気づかずに。