大人の恋愛コメディ、そしてミュージカル…ときいて真っ先に思い浮かべたのが
私史上最高の愛してやまない『紳士のための愛と殺人の手引き』 。
愉快でオシャレでほんっっっとに面白かった❗
『紳士の~』で舞台俳優さんとしてファンになったウエンツ瑛士さんも出ているし、同じジャンルっぽいこの舞台、どんなものかとドキドキわくわくで楽しみにしていました🎵
そして大好きな日生劇場✨
以下ネタバレいっぱいの感想です!
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『夏の夜は三たび微笑む』という映画がベースなのだと思います。ちゃんと調べてないのではっきりといえませんがきっと。
大竹しのぶさんとか風間杜夫さんとかベテランの俳優さんが出演されていて期待してたのですが。
ダメだった〰
特に1幕は、つ、つまらんんんん…と思いながら見てました。
ストーリーは後に書きますがとても単純で、だからといって、演出でもっと何とでもなるんじゃない???と思うくらい薄っぺらな印象。
あの大きなステージなのに、こっちの端っこでちょこちょこ、反対の端でちょこちょこ、ちんまりと芝居していて、空間がもったいない。
上のポスター写真ではスゴくコメディ要素高めな元気な印象に感じていたけれど、実際のお芝居ではとくに1幕は陰気な雰囲気でした。
登場人物それぞれが歌うけれど、大竹さんも風間さんもお上手じゃない〰
それが味だったりその方の個性になるのかもしれないけれど、私は好みではなかったな。
歌も日本語の歌詞を曲に無理矢理はめ込んだ感じがあって、曲自体難しそうな上に余計に歌うの難しそうだし歌詞聞き取りづらい。
アンサンブルの方がみなさんお歌も身のこなしもとても素敵だったので本当に残念〰って思いました。
あ、でも!安蘭さんはとても素敵でしたよ!
さくっとストーリーは。
フレデリック(風間さん)は11ヶ月前にまだ二十歳にもならないお嬢さんアン(蓮佛さん)と結婚しました。
アンはバージンでセックスが怖いといってフレデリックはずーっとお預け状態です。
フレデリックの息子ヘンリック(ウエンツさん)は神学校の学生だけどあまりにも真面目すぎて周囲にからかわれていました。
ある日フレデリックはアンを連れて芝居を見に行きますが、そこで昔の恋人デシレ(大竹さん)と再会します。
その夜、アンに嘘ついてデシレに会いに行ったフレデリックは抱かせてほしいと頼みデシレも快諾、事に及んだあとくつろいでいるとデシレの愛人伯爵(栗原さん)が現れます。
急いで取り繕ったフレデリックとデシレですがもちろん勘づいた伯爵は嫉妬にかられます。
家に戻った伯爵は妻(安蘭さん)にフレデリックの浮気をアンにバラしてくるように指示されます。
夫人は愛する夫にこんなことを言われていったい何をしてるのかと嘆きつつ実行します。
そこへデシレからフレデリックへとある招待状が届きました。
家族も一緒に週末を自分の実家で過ごしましょう、というものでした。
アンは大変ショックを受けますが、伯爵夫人と相談し策をねります。
伯爵夫人がフレデリックを誘惑することで、伯爵はヤキモチをやいて夫人一筋になりデシレとの愛人関係を解消するでしょう、そしてデシレは美しく若い伯爵夫人にフレデリックを寝とられ彼を諦めるでしょう。
週末デシレの実家に集まったフレデリック一家と伯爵一家。
デシレにとってはこれから手にいれようとしているフレデリックと別れようとしている伯爵がその妻を従えて勢揃いしてしまい焦ります。
夕食の場面で皆のふしだらな会話に腹をたてたヘンリックは皆を罵倒して外へ出ていき、アンは心配して追いかけました。
伯爵はフレデリックを誘惑した夫人をみて、愛人であるデシレより夫人を何より愛していると気づきデシレのもとを去ります。
デシレはフレデリックにもう一度一緒になりたいと伝えたけれど、フレデリックはアンを愛していると断ります。再会して夜をともにしてからフレデリックも同じ気持ちだろうと疑わなかったデシレは、傷つき自分はなんて滑稽なピエロなのと嘆きました。
一方、首をつろうとしているヘンリックを見つけたアンは必死に止めました。
ヘンリックは父親の妻であるアンへずっと愛していたと告白します。フレデリックとはキスさえできなかったけれど、ヘンリックのキスは素直に受け入れられたアンは自分の本当の気持ちに気づきました。
そしてアンとヘンリックは姿を消し、駆け落ちしたのでした。
その様子を陰から見ていたのはフレデリック。
息子に妻を奪われ独りぼっちになってしまった、なんて滑稽なピエロなんだ。
淋しく笑うフレデリックとデシレ。
フレデリックは淋しいけれどホッとした、これからは君と一緒に過ごそうとデシレを抱きしめた。
狂っていた男女のパズルがパコパコっとハマっていくラストです。
最後の風間さんにフラたあとの大竹しのぶさんのお芝居が素晴らしかった!
再開した昔の恋人、私を求めてくれた彼。きっと私を愛してくれる、またやり直せる、幸せがすぐそこに来ている…!
そう思い告白してフラれる。
すべてから回り、一人芝居、なんてピエロ、もう若くはないのに…
そんな感情いっぱいの歌にえぐられるように感じました。
妻を息子に奪われた風間さんも哀愁たっぷりで切なくて、でも若い妻をもつ苦しさから解放されるさっぱりと清々しさもあってすごく素敵だったの。
だからこそ。
最後一転して、ケロッとあっさりと元サヤに戻っちゃうフレデリックとデシレっていう展開は、ナンダソレ、って思った〰!
しかも飛びついて抱き合って大好きぎゅーっなそれまでの諸々何だったの?って勢いのあるふたり。
せめて一人になってしまったもの同士、寄り添って静かな想いを穏やかに交わしあって欲しかった〰
まぁ、デシレもフレデリックもそんなセンチメンタルな感傷に浸るタマじゃないんだろうね。
うーん、やっぱり私にはイマヒトツ、な舞台でした。

