もぅ、かれこれ10数年友達の美容師に髪を切ってもらっているが、
久々に近所の理髪店で揃える程度で理髪店へ行ってみた。
店内に入ると若いカップルが1組居てその彼が
「どうぞ」
と私に順番を譲ってくれた。
椅子に座ると何処の理髪店とも変わらない前掛けをされ、要望を伝え
切り始めた。
切り終え髪を洗う際、椅子の左にあるレバーを回し始めると椅子ごと
仰向けになり後ろに用意された水の張った洗面台に頭を浸けられ、
洗われる。
しかも、時たま水が鼻や口に入り息苦しい
「最近の理髪店はこんなんかなぁ~」
と、思いつつ終わり椅子が元に戻され髪を
乾かし後ろを見るとbarの様な空間が広がっている。
「???」
どしたんだろうと、席を立つと自分の座って居た
右側お店の入り口の方にはディナーをする4人の女性が。
また、別の席では先程のカップルがお酒を楽しんでいる。
「なんだぁ~?」
と、思って居るとその4人の女性の内の1人が私に
「変わらないねぇ~」などと言う
見ると小学校、中学校の同級生
「お前も変わらないなぁ」と返す
「で、この状況なに?」と聞くと
「今日、オープンなんだよこの店」
「さっきのカップルはこれを待って居たのか!」
と、合点がいった。
私は店の外に出、看板を確認する理髪店の赤、青、白の
ポールや看板は無くなりお洒落なレンガ造りの壁になっていて
お店の名前はまだない。
再び、中へ戻ると数名のディナーを楽しむ人、お酒を楽しむ人がいる。
先程、髪を切ってくれた理髪店の店主は居なく、新しいお店の店員
らしき人に成り行きを聞くと、オープンのギリギリまで理髪店で
私は最後のお客だったそうだ。
その時、聞いた事のない変わった鳥の鳴き声で私は目を覚ました。

