初登場曲・圏外曲【24/12/21】-年の暮れに6曲!最高位は髭男の大ヒット映画主題歌
皆さんこんにちは。 「J-AC TOP40」2024年12月21日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲 今週の初登場曲は6曲でした。 なお、初登場予想が的中した曲は6曲中3曲でした。No.39「わをん」にしな■12/11リリースの配信シングル■「春一番」以来1年9か月ぶり、今年初、通算5曲目のエントリー 今週はまたしても有力曲が少ない閑散週でした。しかし、圏外になりそうな曲はそれなりにあり、私は意外な曲が入ってくるのではないかと思っていました。貴重な一枠をつかんだのは1年9か月ぶりに入ってきたにしなです。 12月11日にリリースされた配信シングルで、全国ツアー「SUPER COMPLEX」のファイナルで披露された楽曲。五十音をモチーフに「あい」を歌う楽曲になっています。MVでは、夜から朝にかけて時間とともに変化していく街並みや光を通じて、愛の不確かさ、移ろいゆく感情・心情を描いているということです。今まで以上にハイトーンで、ボーカルの重なりによって壮大な情景が思い浮かぶ楽曲ですね。彼女の歌声は非常に特徴で、感情を揺さぶられる感じがするんですよね。ゆったりとしたサウンドに乗せられるボーカルはとても伸びがあって、聴き惚れます。昨年エントリーした「春一番」も相当な名曲で、個人的は年間トップ10に入るくらいの出来栄えと思ったのですが、今回も年の暮れに素晴らしい楽曲が届いたと思います。重ね重ね、もう少し上の順位で聴きたいアーティストです。 通算5曲目のエントリーで、最初の2曲は最高26位とそれなりによかったですが、その後の2曲は30位台、2週以下と低迷。年末年始は曲のリリースが少ない傾向にありますから、何とか間隙を縫って頑張ってほしいと思います。No.37「メニークリスマス」Tani Yuuki■12/11リリースの配信シングル■「I'm home」以来7か月ぶり、今年2曲目、通算2曲目のエントリー 毎年この時期になると1~2曲が入ってくるクリスマスソング。スマッシュブレイクのREIKOさんに続き、今年のクリスマスソング枠をつかんだのはTani Yuukiさんです。5月に初エントリーした「I'm home」以来7か月ぶり、貴重な2曲目をつかんできました。なお、昨年の12月23日にはTWICEのクリスマスソング「Dance Again」が37位にエントリーしていましたね。ということで、時期も順位も全く同じです笑 12月11日にリリースされた配信シングル。想いを伝えられずにあと一歩を踏み出せない主人公を中心に、もどかしい内面の想いを軽やかなJ-POPサウンドに乗せています。Taniさんの楽曲はボーカル、サウンドともいい意味で軽く、サクサクと聴けますからね。クリスマスソングという枠にはとても合っているように思います。きらびやかなイルミネーションのようなサウンドに、Taniさんのボーカルがよく映えていますね。 昨年の「Dance Again」は37位→36位→圏外の2週でした。クリスマスソングはクリスマスが過ぎるとほとんど聴かれなくなりますから、すぐに消えてしまうのはある意味宿命です。この曲も同じような感じで、おそらく1~2週になるとは思うのですが、それでもスマッシュブレイクなどではなく、自力で2曲目を送り込んできた実績は大きいでしょう。これから「メニー」な曲をエントリーさせるための一歩を踏み出したということです。No.36「close your eyes」宮本浩次■12/4リリースのCDシングル■TBS「news23」エンディングテーマ■「冬の花」から2週連続、今年2曲目、通算7曲目のエントリー 先週「冬の花」が2019年4月以来となるリエントリーを果たし、大いにチャートを沸かした宮本浩次さん。今週はまた違う形で沸かせてくれることになりました。こちらは「冬の花」と同日にリリースされたEPの表題曲で、純粋な新曲。TBSの「news23」のエンディングテーマに起用されています。初週CDセールスは、「冬の花」が6,788枚で8位、一方のこちらは6,638枚で9位でした。ほとんど差がなく、「冬の花」が入ったならこちらが入ってくるのは妥当です(なお...)。ちなみに、同じく2曲同時リリースで、7,500枚だったUVERworldの「MMH」は初登場15位でしたから、こちらは枚数からするともう少し上でもよかった気がします。2曲同時リリースで、ポイント割れが起きてしまいましたかね。UVERworldはどうやら1曲専念となりそうで、そこで明暗が分かれたかなという感じはします。 新曲としては2021年の「sha・la・lla・la」以来。奇しくもといいますか、この曲も歌詞の中で「シャララ」を多用しており、それが非常に印象に残ります。「シャララ」のリズムが心地いいですよね。1日の終わりを締めくくるニュース番組に相応しい、ゆったりとしていて身を委ねたくなる楽曲です。荒んだ事件が毎日のように報道されていますが、宮本さんの歌声は、この荒れた時代の中を力強く突き進んでいく感じがして励まされます。 「冬の花」もこの曲も初登場36位ですから、セールスだけではちょっと上位が厳しそうな順位です。ただ、宮本さんには熱心なファンがおられますから、リクエストやプッシュポイントによる後押しがあればもう少し上位を狙えるかもしれません。まずはしっかりと年を越していきたいところです。No.34「恋をして」HY■12/11リリースの配信シングル■映画「366日」主題歌■2015年以降では初エントリー 今週は閑散週だったのですが、思いのほか新曲が入ってくることになりました。そして、私が頭を悩ませてピックアップした曲も見事入ってくれましたね。こちらはHYが12月11日にリリースされた配信シングル。来年1月に公開される映画「366日」の主題歌に起用されています。そうすなわち、あの名曲「366日」のアンサーソングです。映画への期待が膨らむ、非常にいい時期に入ってきました。そんなHYですが、なんと2015年以降では初エントリーで、少なくとも11年以上ぶりのエントリーです(!)。いやあ、HYがここまで入ってなかったとは意外でした。そんなHYを2番手に挙げたくらい、今週は閑散としていたということです。 HYの「366日」は本当に名曲ですよね。今年、テーマリクエストで流れた週があったと思うのですが、あまりに素晴らしくて手を止めて聴き惚れました。叶わぬ恋を歌ったラブソングとして、今も長く愛されています。そして、こうやって映画も制作されているんですね。映画の方は、運命的に出会い、恋をした2人の男女を描いたストーリー。赤楚衛二さんと上白石萌歌さんがダブル主演を務めています。HYの楽曲は「366日」へのアンサーソング。曲調もどこか似ているところがありますよね。あの「366日」へのアンサーソングですから、それはもういいに決まっています。ツインボーカルの重なりが切なく心を震わせるんですよね。映画の方は、男性がとある事情で突然女性に別れを告げ、去っていたということで、どういう展開になっているのか非常に気になります。 2015年以降では初エントリーのため、実力は全くの未知数。しかし、1月10日に映画公開が控えているわけですから、少なくともそこまで、いや、それ以上に長くエントリーして映画を盛り立ててほしいところですね。No.29「Faster than me」iri■12/11リリースの配信シングル■ドラマ「わかっていても the shapes of love」主題歌■「Swamp」以来4か月ぶり、今年4曲目、通算10曲目のエントリー 20位台、キター!! このチャートの事情通なら、私と同じように歓声を上げたことでしょう。29位に入ってきたのはiriさんの新曲「Faster than me」。29位からエントリーしてきたというのが重要なところです。iriさんはなかなか上位に進出できず、これまでエントリーした9曲で20位台を記録したのはわずか2曲しかありません。他の7曲は全て最高30位台です。最近は4曲連続で3週以下、30位台以下となっており、どうにも寂しい成績が続いていました。それが、今作はいきなり20位台となる29位でエントリー。20位台に食い込んだのは、2022年9月24日に「染」が30位を記録して以来、2年3か月ぶりです。つまり、29位に飛び込んできた時点で極めて好調ということなんですね。 12月11日にリリースされた配信シングルで、横浜流星さん主演のABEMA連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」主題歌。作詞・作曲は小袋成彬さんです。キヨピーさんも思わずつぶやいていましたが、こういう曲調、iriさんに本当に合いますよねえ。恋愛感情における繊細な心情をメロウな曲調に乗せた楽曲で、スローテンポが心地いいです。さすが小袋さん、分かっているなあという感じがします。配信がすでに30万回近くと好調で、これが初登場29位の要因でしょうか。 私は38~39位くらいの「滑り込み枠」で初登場予想に書いていたのですが、まさか29位から入ってくるとは...(滑り込み枠はにしなさんでした)。嬉しい誤算とはこのことです。来週は年間チャートの裏ですが、頑張ってほしいですね。即落ちせずに順位を上げてくるようなら最高の展開ですが、さてどうでしょうか。No.16「50%」Official髭男dism■12/13リリースの配信シングル■映画「はたらく細胞」主題歌■「Same Blue」以来2か月ぶり、今年5曲目、通算24曲目のエントリー 先週まで「Same Blue」が4週にわたって1位を獲得しているOfficial髭男dismの新曲が入ってきました。12月13日にリリースした配信シングルで、佐藤健さん、永野芽郁さんが主演を務める映画「はたらく細胞」主題歌。発行部数1000万部を超える大人気漫画が実写映画化されました。有力な新曲が少なかった今週において、こちらは頭1つ抜けたダントツの本命曲です。ダウンロードチャートでは初週7,400DLを稼いで堂々の1位に初登場しています。というわけで、J-ACでも毎度おなじみの好順位からとなりました。 映画「はたらく細胞」の舞台はなんと体の中!これは世界最小の舞台ではないでしょうか。体内というミクロな場所を舞台にしているにも関わらず、爽快で壮大なエンターテインメントに仕上がっているのがこの作品の見どころ。評判はすこぶるよく、興行成績50億円も狙えるような好調な滑り出しになっているみたいですね。髭男の主題歌は、非常にワクワクさせる、エンタメ作品に相応しい軽快な曲調になっています。映画とのタイアップを意識したワードが散りばめられているほか、”[50]パーで生きたいのにね [100]じゃなきゃダメなんて”というサビの歌詞は特に印象的です。たしかに、50%くらいのパワーでのほほんと生きていたいですよね笑 しかし、50%にとどまらないようなエネルギーが、ボルテージとともに80%、100%と高まっていく、クールに熱い楽曲だなという風に感じました。 昨年の年末は映画「SPY×FAMILY」の主題歌「SOULSOUP」で沸かせた髭男ですが、今年はこの曲が年末年始を盛り立てそうです。100%の出力で、新年早々に1位!そんな展開はあるでしょうか。 圏外曲 先週40位「片隅のファンタジー」平井大IN【2】TOP10【0】HIGH【36】6P 平井大が11月29日にリリースした配信シングルで、連続配信の第7弾。12月7日に36位で初登場し、先週は即落ちで40位。ぎりぎりで踏みとどまり、3曲連続の1週圏外をかろうじて回避しました。今週は圏外になり、チャートの片隅で消えたトータル2週に終わっています。かつては2年連続で8曲をエントリーさせた彼ですが、今年のエントリーは3曲にとどまり、1週、1週、2週という散々な成績に終わりました。3曲目で1週圏外を回避したのはせめてもの意地ですが、それも40位に残っただけですから、寂しい限りです。連続リリース7曲のうち、エントリーしたのは2曲で、求心力が低下していることは否めません。来年2025年は正念場の1年になるでしょう。エントリーをつないでいくのか、このまま埋没していくのかの分かれ道です。先週39位「Mazquerade」MAZZELIN【8】TOP10【0】HIGH【11】143P MAZZELが10月16日にリリースした3枚目のCDシングル。アルバム曲も含め、通算では4曲目のエントリーです。過去2作のCDシングルはいずれもトップ10入りし、トータル2ケタをマークしていましたが、今作はいずれも逃し、CDシングルの中では最低の成績に終わりました。10月26日に28位で初登場。翌週は17位にジャンプアップし、3週目は11位に付けますが、ここでストップ。4週目は15位に下げてしまい、トップ10入りを逃しました。19位、25位と下げていき、さしたる粘りもなくチャートを後退。先週は31位から39位まで大ダウンしてしまい、トータル2ケタも絶たれました。 10位台に4週ランクインしており、そこは決して悪くないのですが、その後のダウンが早く、トータルは8週とかなり控えめです。デビュー曲の「Vivid」でいきなりトップ10に4週もランクインした彼らですが、ここで成績が後退。BE:FIRSTやEXILE TRIBEの楽曲が同時期に多くエントリーしており、今作はどうも埋没してしまった感があります。CDシングルの4曲目は、立て直しを図る1枚となりそうです。先週38位「アイオライト」OmoinotakeIN【1】TOP10【0】HIGH【38】3P Omoinotakeが12月4日にリリースした配信シングルで、ブルボンアルフォートのCMソング。今年2月に初エントリーした「幾億光年」がトータル24週のメガヒットになったOmoinotakeですが、その後入ってきた2曲が全く振るいません。「蕾」は3週(2+1週)どまりで、この曲ではさらに悪化。先週38位初登場から、痛恨の1週圏外となってしまいました。「幾億光年」との落差が激しすぎてクラクラします。3曲も入ったからよかったと捉えるべきか、全く二の矢が継げておらず残念と捉えるべきか…。難しいところではありますが、「幾億光年」の後にも2曲入ってきたことは意味があったと思いたいですね。なお、来週は年間チャートが放送されます。「幾億光年」がかなりいい順位でコールされることはまず間違いありません。先週37位「ワークソング」jo0jiIN【5】TOP10【0】HIGH【26】45P 鳥取県在住のシンガーソングライター、jo0jiさん。現在も漁港で働きながら音楽活動を行うという異色の経歴の持ち主です。こちらは先月11月のスマッシュブレイクに起用された楽曲で、初エントリーでした。11月16日に38位で初登場。5週ある月の場合、スマッシュブレイクは4週目から入ってくることが多いですから、1週早く好調なスタートでした。そこからは32位、27位と上昇。スマッシュブレイクにしてはかなり好調な20位台まで進出します。さらに上げ、4週目には26位を記録。こうなると年末までの長期エントリーも期待されましたが、先週は26位から37位まで急落。早く入ってきて26位まで上げた頑張りを全部吐き出してしまい、結局トータルは5週に終わりました。 ただ、20位台を2週記録し、26位、27位とそれなりに高かったので、やはりスマッシュブレイクの中ではかなりの健闘にはなると思います。12月のスマッシュブレイクであるREIKOさんが、クリスマスソングのためかなんと1週目に入ってきました。これがこの曲にとっては想定外で、ポイントをごっそり奪われた感じがありましたね。先週36位「冬の花」宮本浩次IN【10+1】TOP10【2】HIGH【5】223(218+5)P 先週、2019年4月以来5年8か月ぶりにチャートにリエントリーし、大いにチャートを沸かせた宮本浩次さん。この曲は2019年に発表されたデビュー曲で、5年後に満を持してCDがリリースされることになりました。セールスが反映され、5年8か月という驚異のスパンを空けてのリエントリーになったわけですが、肝心の今週、なんとチャートにその名前がありません。これでは「冬の花」ではなく「冬の幻」。感動のリエントリーは、まさかの1週に終わってしまいました。今週は2枚同時リリースのもう1曲、「close your eyes」が36位に入ってきたわけで、要するに2曲が入れ替わってしまったことになります。CDセールスが極めて僅差だけに不自然ではありませんが、こちらのリエントリーが1週で終わってしまったのは残念でなりません。どちらも36位初登場ですから、2曲のポイント割れという点でも痛かったかもしれませんね。先週34位「いらないもの」キタニタツヤ×なとりIN【4】TOP10【0】HIGH【23】42P キタニタツヤさんとなとりによるコラボシングルで、「るろうに剣心」主題歌。11月13日にリリースされると、23日に36位で初登場。キタニさんは昨年初エントリーでいきなり年間入りした「青のすみか」以来2曲目、一方のなとりは、9月に初エントリーしてからエントリーラッシュが続いており、早くも4曲目のエントリーです(その後、「IN_MY_HEAD」もエントリーしてなんと5曲)。 なとりの勢いに乗せられ、キタニさんも久しぶりに入ってきたという感じに見えました。2週目は29位、3週目は23位と上昇。2週で13ランクも上げる好調ぶりで、なとりは自身の最高位に並びました。さらなる上昇が期待されましたが、先週は34位まで11ランクの墜落。そのまま圏外になってしまい、トータルは4週どまり。23位の2週後には圏外になっているという派手な散り方になってしまいました。「IN_MY_HEAD」とポイント割れし、この曲が「いらないもの」扱いされてしまいましたかね。キタニさんにとってはJ-ACで初めてコケてしまったことになるわけですが、それよりも2曲目が入ってきたことの方が大きいでしょう。3曲目につながることを期待してやみません。