今、金の価格は相当上がっているようだが…

佐渡で388年間に産出した金は78トン・銀は2330トンらしい!

トンで言われても驚くばかりで、いまひとつイメージ出来ないでいる…😆

これは👇佐渡で採掘された金で作られた本物の小判で、1枚何gで作られているのやら… 資料館の奥に飾ってあった😁

 

 

 

日本最大の佐渡金銀山の主要鉱脈は8本、東西に3000m・南北600m・深さ800mに広がっていたと資料館で知った。金脈を追い求めて 蟻の巣のように掘り進めた坑道の総延長は約400km、と聞いても 数字が大きすぎてこれまた全く想像できない💦

 

いくつかある坑道の内のひとつ、宗太夫坑を見学した。

江戸初期の坑道は観光用に整備され「佐渡金山絵巻」に描かれている採掘現場や作業の様子が 人形を使って再現されていた。

 

        

 

一方、金山で採掘された鉱石を処理し 米粒以小のような金銀を取り出すための作業をする様子が これまた資料館に人形で再現されていた。

 

        

 

写真右は北沢に残る選鉱施設場跡

緑のツタに覆われている この産業遺跡が遺っていることで 後世の我々はその作業の一端を窺い知ることができるのだが、なにせ規模が大き過ぎて…!

 

慶長6年に山師3人で開山して 平成元年に資源枯渇により操業停止するまでの400年、掘り続けられた佐渡金銀山。

金の採掘が幕府の財政を支え、直轄領として佐渡の町々も潤ったが、ゴールドラッシュに湧いた裏には 坑道や選鉱場で働いた多くの人々の血と汗と涙、時に命と引き替えであった事実を忘れてはいけないだろう。

 

小さな島の大きな遺産を味わった佐渡旅であった。

街歩きや海の景色・歴史遺産・島のグルメは堪能したが、京や西国の影響を受けた文化に触れる余裕はなかった。

能面を随所で見かけたので いつか伝統芸能や郷土芸能、また焼き物ほか島の手しごとに触れるチャンスがあるといいなぁ~と思っている。

 

取敢えず 佐渡旅日記はこれにて おしまい  😊