本当に久し振りに出かけた 赤坂であった

ニョキニョキと背を伸ばしたビルの足下に

その名も『クラシックハウス』と名のつくビルが存在する

嘗て ”赤プリ旧館” と略して呼んだ  憧れの洋館であった

わたしには敷居が高く 滅多なことでは行かなかった

正確に言うと、行けなかったのだが……😂

 

『クラシックハウス』などという命名は余り好きではないが、変な名前が付くなら そのものズバリがいいのかもしれない

この一帯が綺麗になって  もう何年も経つのに訪れる機会が無く、今日 ランチに誘われて行ってきた

尖塔をもち 落ち着いた色合いの建物は ”東京都指定有形文化財”

外観だけでなく内部の調度品にも重厚さがあり、気品があって落ち着いた雰囲気はさすがであった

 

  

          

 

建物を保存しつつ  一帯の開発工事をするために、この建物を敷地内で移動して残す “曳き家工事” という方法がとられたことは  当時話題になった

外観だけでなく内装や調度も当然 復元されたであろうが、気品と優雅さを保つために払われた膨大な知恵と技術は素晴らしいの一語に尽きる


このクラシックな建物・調度をみていて、以前『日光 金谷ホテル』の総料理長に伺った話を思い出した

【食器の中には復元できないものもあり、割らないよう細心の注意を払って使用しています】

世には復元できるもの・できないもの多々あるけれど、単に飾っておくだけでなく 大切に愛おしみつつ使い続けることこそ大事ではなかろうか

そんなことを思いながら過ごしたひとときであった 😊