そして3日目、体調は更に悪化し、ぐったりした様子で「肝臓が爆発するような痛みと触手のようなものがが体内に伸びている感じで、手と足の内側から釘を打ち付けられたような痛みがある」と言い出しました。彼の手は震えて制御不能になり、足の裏からは汗がにじみ出ていました。また頭蓋骨に強い圧力と、根のようなものが首の周りで頭蓋骨を押しつぶしているという痛みを訴えてきました。もしかしたら、コロナにかかった?という疑問が一瞬頭をよぎり、いや、そんなはずはないと思う反面、私はどうすることもできず、どうすればいいのかもわからず、このまま死んでしまうのではないかという不安に襲われていました。
その後一週間かろうじて呼吸をしている状態が続き、眠ることも食べる事も会話することもままならず、3週間が過ぎましたが、彼はいかなる時点でも医師の助けを求めませんでした。義両親はコロナかもしれないからと病院に行くことを勧めてきましたが、私達は彼の意思を尊重しました。彼の意思を尊重したものの、何もすることはできず、苦しんでいる姿をただ見守るだけでした。この時程、時間が過ぎることがこんなにも長いと感じたことはありませんでした。
体調が回復するまで約6週間かかり、体が衰弱していたため、本調子になるまでに2ヶ月ほどの時間が必要でした。体調が回復し始めた後、約6週間の闘病中に不思議な体験をしたこと話してくれました。
事態は3日目の時に起きたことらしいのですが、赤い顔したサタン(悪魔)がニヤリと笑いながら彼の前に現れて、怯んではいけないと思い、サタンに笑いかえしたそうです。すると、サタンは立ち去り消えたそうですが、体中の痛みは治まらず、この時点でただ死にたいと思う反面、これは病気ではなく、スピリチュアル(聖書)のようなことが起こっているのではないかもしれないと思いはじめたそうです。
この6週間の間に体験したすべての痛みと苦しみの後、気づき、感じたことは、自分は内側から霊的に十字架につけられていたことだったそうです。
彼は小学生低学年の時に、親戚が運営する礼拝堂へ、父親によって嫌々連れていかれたという思い出があり、宗教というものに嫌気をさしていましたし、親戚のように信仰心を持ったことは一度もなかった為、この時の体験談を聖書に関連づけたことは彼にとっても私達にとっても奇妙なことでした。
ただ、神様や天使のことは何度か考えたことがあるということは、幼少期の体験談から知っていました。何よりも驚いたことは、彼はこの痛みと苦しみの体験から すべての宗教の中で、イエスの犠牲は最大の愛の行為であるとして、イエスを尊敬しはじめたのです。
私自身もこの6週間の間に1度だけ不思議な体験をしました。ある日中、私が彼の様子を見にベットルームへ行くと、部屋がオレンジ色の光でいっぱいでした。私は 電気をつけっぱなしにしたかと思い、電気を消そうとスイッチを見ると、電気はついていない状態でした。その瞬間、オレンジ色の光はさっと消えてしまいました。
ロックダウンから3週間が過ぎた時の心配事は夫の病状だけでなく、金銭の余裕もないことでした。私はお金の管理ができない質で、というよりも、管理をする気になっていないから貯まらないと言ったほうが正しいでしょう。その為、蓄えなどなく、また当てにしていた政府からのコロナ援助金は一銭も貰えませんでした。となると。。。その時の私の唯一の考えは、1人でテイクアウトのみのカフェを再開し、店を開けるまでに必要なお金を親から援助してもらうということでした。
ロックダウンの最中、店にお客様が直接取りに来るテイクアウトのみ、デリバリーなしという形態で、果たしてうまくいくのか?というようないくつかの疑問は頭に浮かびましたが、一考の余地もなく、勢いだけで始めた行動で、人生初の難関且つ最高の学びと経験が待ち受けていることなどこの時の私は知る由もありませんでした。
読む時間を割いて頂きありがとうございます🙂
良い一日を❤️