ちょっと昨日の記事は
わかりにくいというか、
論点がぼやけたものになってしまいました。

そのもやもやを払拭してくれる記事がありましたので紹介します。

そもそも資産って何でしょう?


財務表や家計簿に現れるものが資産?
まあ、簿記の世界ではその通りだと思います。
マイホームだってその定義では資産ですよね。

でも、この記事ではマイホームは負債と断じています。
事業主なら半ば常識ですが、なくてはならないものでお金がかかり続ける、つまり固定費が発生するものは負債という感覚だと思います。

マイホームだけではありません。
賃貸で借りてる部屋や家だって負債です。
だって、生きている間は雨風防ぐ場所が必要です。アドレスホッパーでさえ同様です。今の家を売ったり退去したりしても、何らか新たな居場所を確保する必要があります。

資産とは、お金を産んでくれるもの、という感覚だと思います。定義はありませんが。


さて、
大家業で資産とは、貸せる部屋や家です。
そして、固定資産税など、負債の側面もあります。
出て行くお金より収入が多いから資産と言えるわけです。
需要がなくなった部屋や家はもはや資産ではなく純粋に負債ですから、即座に手放さないといけません。

近年、この需要がすごい勢いで変化しているのを感じます。その変化はさらに加速しているのも感じます。昨日まで資産だった部屋や家が、今日は負債という感じです。202X年問題とかいろいろ言われてますが、それ以上に感じるのが空き家の増加と住居に関する意識の変化の影響です。

もはやマイホームは資産ではない、ということを実感している層がバブル前夜でマイホームを手に入れた高齢者を中心に確実に増えてきてるのを感じます。これが現在の新築需要を支えている若い世代に広まって来た時、どのような住宅に需要がシフトしていくでしょうか?

とことん安いか、逆に高いか、はたまた趣味性が高い住宅は確実に需要が増えると思います。住居に関する価値観の多様化です。数年前に激増した相続税対策の新しい以外に特徴のないアパートマンションは過当競争に曝されると思います。

常に所有物件について5年後10年後の資産価値を予測して先手を打っていかないと、どこかで確実に行き詰まる。融資で急激に増やした現在の資産はその変化に対応できるでしょうか?

私が融資を怖がるのは、返済の重圧もそうですが、変化に追随するにあたっていろいろ足かせが付いて回るからです。将来の選択肢が狭まるからです。財務表での資産が多くなることを不動産投資のゴールと考えていると受け取られかねない風潮には疑問を感じます。

それ、本当に資産なのか?を常に考えて運営していく必要がありそうですね。


今日の資産は明日の負債
今日の負債は明日も負債


今日はここまで!