東野圭吾 「回廊亭殺人事件」 光文社 | 無節操ニンゲンのきまま生活

無節操ニンゲンのきまま生活

映画、本、歴史、旅行など
広く浅く多趣味な無節操備忘録ブログ
2015年2月よりイギリス・オックスフォードの近くで生活しています

東野 圭吾
回廊亭殺人事件

ひっさびさ読書しました!

読み出すとおもしろいんだけどね・・・。

東野さんの10数年前の作品です。


自分と恋人を焼き殺そうとしたのは誰なのか・・・。

自分が秘書を務めていた資産家が病死し、遺産を巡って再び顔を合わせた一家に

自分を殺そうとした犯人を捜そうと潜入する・・・というお話。



いきなりおもしろいですよー。

だって冒頭からいきなり若い女性が老女になりすまして旅館に泊まるのだから

なぜ火事のあった旅館の部屋にわざわざ泊まろうとしているのか?

なぜ老女に化けているのか?

いきなりナゾだらけの展開。


でだんだんその女性の素性、なりすましている老女との関係、

火事の真相、恋人はどんな男だったのかが少しずつ明らかになっていくんです。


途中から恋人に疑いを持ちながら読んだんだけど、

読みは当たりましたよ。にやり( ̄ー ̄)


途中から少し話の結末が見えてきたのでちょっとおもしろくないわ・・・と思ったら、

意外な人物登場!

ラストで思いも付かない展開が待っていて唖然とさせられるのは

さすが東野さんでございます。

今回もやられたよー


でもラストは誰も幸せにならない終わり方だから、

読み終わりは消化不良気味・・・。