寝る前の出来事。
部屋の電気を消し、お布団に入って寝ようとしていると
「ぼくね、朝、園(こども園)で悲しいことがあって泣いたの。」
と、新人のポムポムプリンのぬいぐるみを抱え横になってる息子が言ってきた。
横には、まいぜんシスターズ、ポケモン、謎のモンスター、動物のぬいぐるみが、布団にキレイに寝かされている。
彼らは息子の兄弟なのだ。
さらに続けて、
「〇〇先生に「どうしたの?」って聞かれてけど、ぼくね「眠いから」って言ったの。」
と言ってきた。
私は、どうせ友達に嫌なことされたか、喧嘩して先生に叱られたのだろうと思いつつ
「悲しいことって、何かあったの?」
と聞くと、
「ママと一緒にいたかったから涙出たけど、我慢して心に蓋をしたの。」
と話してくれた。
正直、驚いた。
今までの息子なら「ママと離れたくない!」と言って先生にしばらく説得されるタイプなのだ。
朝、送り届けると小さい子と一緒にみんなで遊んている。
息子は、小さい子が大好きで、可愛がったり、一緒に遊んだりしてあげている、という話を先生から聞く。
おそらくその中で、小さい子もママと離れたくないのを知っており、我慢し、お兄さんとして、の行動だったのだろ。
私は、息子を抱きしめ、頭を撫でながら
「頑張ったね。えらいね。お兄さんだね。すごいね。」
と、息子が眠りにつくまでギューしていた。
そして、そんなお兄さんに成長している息子に、私も暗闇の中泣いていた。