7月を好調のまま乗り切った北海道日本ハムファイターズでしたが、8月に入っても勢いはとどまることを知りませんでした。

 

 

2日からのソフトバンク戦こそ負け越したものの、6日からの楽天戦を3タテ。さらに今期の正念場ともいえる真夏の9連戦も西武戦で3タテ、CS争いを展開するロッテ戦は勝ち越しと絶好調。

 

最後のオリックスの3連戦はさすがに疲れが出たのか3連敗を喫しますが、9連戦を5勝4敗と勝ち越せたのは大きかったですね。

 

20日からの最後の6連戦では得意とするロッテ相手に3連勝。さらに苦手のソフトバンクにも勝ち越し。16勝9敗1分で8月は月間成績で首位となるなど、貯金も一時は新庄政権で最多となる13をマーク。CS進出もほぼ射程圏内となりました。

 

その原動力は清宮とレイエスでしょう。クリーンナップに定着するとともにホームランを量産。清宮は夏場での強さを活かし、勝負所で貢献度の高い打撃を見せていました。

 

何よりレイエスは月間打率が4割超えで、セギノールを超える球団外国人記録の22試合連続ヒットをマークするなど打棒爆発。月間MVPは確実でしょう。

 

万波が復調傾向となったほか上川畑、浅間も好調で、チーム本塁打、打点も月別では最高記録。充実した攻撃陣が躍進を支えたといっていいでしょう。

 

一方、投手陣は加藤が4勝をマークするも防御率は4点台で、伊藤、金村もやや不安定と先発陣がやや苦しんでいた印象。しかし北山がローテに復帰し、出遅れたバーヘイゲンがまずまずの投球を見せるなど、終盤に向けて光明が差しています。

 

それ以上に光るのがリリーフ陣。まずは田中正義の代役でクローザーを任された柳川。8月だけで8セーブをマークし守護神の座をほしいままにしています。メンタルの強さが頼もしいですね。

 

ベテランの宮西、池田も安定したピッチングでホールドを重ねたほか、生田目が見事な火消しぶりで苦しい台所事情を救うかのように勝ちパターン入り。河野が今一つなのが不安ですが、田中正義、杉浦が戻ってくれば盤石といっていいのではないでしょうか。

 

首位・ソフトバンクとの差は大きく、また3位ロッテ、4位楽天との差はそれほど開いておらず、これからもCS進出に向けて予断を許さぬ状況が続きそうです。それでも新庄監督の采配は日増しに冴えを見せており、選手たちの技術的・精神的な成長も見られます。

 

これからは日程も多少余裕が出てきますので、何とかやりくりしてもらい、選手たちにも踏ん張ってもらって本拠地エスコンでのCS開催に向け、もうひと踏ん張りしてほしいところです。

 

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