いよいよ、衆議院選挙が公示された。

これからは、このプログでも特定の候補者個人を応援すると公選法違反の可能性がでてくる。

時代にあわない公選法は即刻改正してほしいものだ。



今回の選挙では、ルポライターとして公正・中立な第三者の目(?)で、選挙区の取材をしてきた。この仕事も終わったので、今後はこの選挙の意義を出雲零頭個人の立場で考えてみたい。



私は、基本的に現在の政府・与党に批判的である。だからといって、今の野党を積極的に支持しているわけではない。浮動票の一人ともいえる。


私の基本的な考え方は、政治においては、個別の政策よりも自由と民主主義を守ることが最も大事なものと考えている。

その意味で、今回の選挙は、過去何十回参加してきた選挙よりも最も重要な選挙だといえる。それは、政権交代がおこる可能性が高い選挙だからだ。民主主義を実質的に担保する最大のものは政権交代である。長期政権は必ず腐敗する。政権交代が行われ、反対勢力により過去の政権の腐敗部分が明らかにされることにより、政権を運営する側も緊張感をもって政権運営にあたらねばならなくなるからだ。ねじれ国会で政府内の不祥事が多数明らかにされたことにその一端がみえるだろう。



その意味で、個々の政策には問題があっても、選挙区の候補者の考え方に賛成できないところがあっても、今回は野党(民主党)に投票することになるだろう。


個々の政策についての意見は、次回以降に。