いままで、検討してきたことをまとめる。


基準は、

1, 依頼債権額

2, 依頼債権の数

3, 債務者の質 (強制執行の可能性)

 

比較検討するのは、次の司法書士事務所だ。


・手続代行型   アトラス総合事務所  

・中間型 債権回収ゴットハンド  (司法書士 幸津・上野事務所)

・成功報酬型   司法書士法人 星野合同事務所  

           司法書士法人 利根川事務所

出雲の結論

・ 30万円以上の単独債権ならば、債権回収ゴットハンドがよさそうだ。

HPの記載から、債権回収に精通していることが伺われ、弁護士も関与しているので債権額の上限もない。

ただし、複数債権の場合は回収できないリスクを考えると、平均債権額50万円以上必要だ。

・ 10万円から30万円までの単独債権は、星野合同事務所がよさそうだ。

単独債権では、利根川事務所の契約金が実質上の着手金になってしまい、コスト高になるからだ。

・ 140万円以下の複数債権(5件以上が望ましい)は、利根川事務所が良いだろう。

着手金2000円は破格で、契約金も依頼債権数が多いと、一件当たりの単価が安くなる。

管理システム導入により、多数の債権の管理も可能で、ある程度の回収もなされそうだ。また、督促手続などを前提としないため、より早い解決もなされるだろう。

通信関係・病院関係・通信販売など、債務者が個人の場合で、同種の債権がたくさんある場合は最適といえる。


・ 最後に、債権償却などを含め、どうしても債務名義が必要な場合は、アトラス総合事務所に依頼するのが良いだろう。成功報酬がないので、訴訟代理人までやっていただいた場合のコストは破格だ。

実質的に回収がなされるかどうかは別の話だが。