令和元年、出雲大社新十津川分院では、社殿が建立されてから数え110年を迎えました。
これにより、7月21日(日)、出雲大社東京出張所(出雲大社東京分祠)より千家活彦(センゲイクヒコ)東部教区庁長ご夫妻をお迎えし、『社殿建立百十年奉謝大祭』が斎行されました。
大祭は、千家活彦東部教区庁長に斎主の許に進められ、当分院分院長が副斎主、祭員、当分院副長、並びに東京出張所職員、網走教会・函館教会の両教会長、近隣の縁故の神社神職にご奉仕を頂きました。
参列者は全道各地より数多の斎家が参集し、賑々しい大祭となりました。
当日はお天気に恵まれ爽やかな夏晴れとなりました。
境内内庭より、出雲楽の調べが流れる殿内へ参進
修祓(しゅばつ:お清め)
献餞(けんせん:ご神前にお供え物を供える)
東部教区庁長よりの玉串料、並びに教信徒幣帛が供進されました。
千家活彦東部教区庁長による祝詞奏上
当分院が幾久しく心の安らぎ・生命の蘇りの斎庭と栄えます様にという旨が祈念され、参列者共々、心ひとつに祈りが捧げられた。
舞姫により浦安の舞が晴れやかに舞い納められました。
玉串拝礼
斎主一拝
祭員退下
大祭後、殿内にて式典が行われました。
式典では、管長様よりの使者として千家活彦東部教区庁長へ託されたお祝辞が東部教区庁長により代読され、伝達されました。
かたじけない、管長様のお取り計らいに、参列者一同感動をあらたに致しました。
その後引き続き直会が行われました。
十津川衆伝統の尚武の気風を披露する剣道形で幕開け
その後、社殿建立110年を寿ぐ漢詩(斎家 後木元一さん作)が吟じられ、
津軽民謡が披露されるなど、終始和やかな神人和楽の空気の中、賑々しく盛会の中幕を閉じました。
晴れやかな佳節の年である本年を迎えるに際して、昨年記念事業として社殿の屋根及び拝殿の改修工事を行わせていただきました。
明治の御代から続く長い歳月の中で老朽化した箇所を修繕し、元の姿を留めながら、これから先、次代へ繋げるための工事でありました。
元の姿を保ちながら美しく蘇った姿は荘厳で、お越しいただいた皆様からは多くの感激の言葉をいただきました。
多くの教信徒と共に共に祈り笑い、お大国様、ご先祖様もさぞお慶びの祝祭になったかと存じます。