おんなのうた

おんなのうた

おんなにうまれてよかった
おんなに生まれた悦びと傷みを詩や絵で表現しています。

ほんと毎日があっという間にすぎる。

娘を起こして朝ごはん作って登校見送り、支度して出勤。退勤して児童会に迎えに行き、帰ってすぐ宿題みて明日の準備促し、夜ご飯支度して、食べて、気力残ってたら洗い物して、お風呂と歯磨きうながし、寝るモードうながし就寝...


そんな毎日。その合間に、ゴミ出しや洗濯掃除、買い出し。夜ご飯考えたり、いろいろ。

もちろんその合間に音楽や映画や本の楽しみを少しでも入れて心を充電。


世の中のことをみる余裕がない。いっぱいいっぱい。


ほんとはもっと映画や本や音楽を楽しむ時間がほしいし、ひとりなんにもせずボーっとしていたい。絵や詩や文章もかきたいし、友達と夜呑みに行きたい。


でも、今はそれをするためには、色々調整したりバランスとったり、親や夫にお願いしたり...手放しで、すぐは出来ない。

常に頭がフル回転。毎日の段取りを考えてる。


でも、そんな毎日を経験できてよかったと思う。


全てのバランスを余裕もってとり、「工夫次第でなんとかなるよ」と涼しい顔して言えなくてよかったと思う。


だって、世界中の母親は、色んな境遇で、身動きとれないほど大変な人がたくさんいるってわかるから。

その人達に「なんとかなるよ」って涼しい顔して言いたくない。

いっぱいいっぱいになって、悔しくなったりイライラしたり、時にはひとりで泣いたり、落ち込んだりしながら、子どもの寝顔や笑った顔を見て癒されたり、癒される余裕もないくらいの精神状態も経験したりして、子育てを終えて、歳をとって、ようやく「ほんと、いっぱいいっぱいだったけど、なんとかなった。でも、なんとかならない場合だってある。命を見守り育てるってそれほど命がけなんだ」

って言いたい。

だから、いっぱいいっぱいになって当然。そんな自分を許そう。そして、世界中でわたしとおんなじようにいっぱいいっぱいになってるすべての母親と、いつかお酒を呑みながら愚痴って笑って泣いてしゃべりたいと思う。


命を見守り育ててる、すべての人へ。

最上級の友情を送りたい。