感じる読書日記 「茶の湯の冒険」日々是好日から広がるしあわせ | 聴くチカラララン

聴くチカラララン

話す方が好きな私が「聴くチカラ」を求めて…

茶の湯の冒険「日々是好日」から広がる幸せ

森下典子著

文春文庫

 

 

 

 

茶道にはほとんど縁がありません。

 

思い起こしてみると。

中学生の頃、隣家の奥様が茶道を教えていて、

習うことを勧められたのですが、

ご近所過ぎて抵抗があり、

機会を逸しました。

 

学校を出て就職した会社が建設業で、

同期の数人は「和室の勉強に役立つ」とのことで、

茶道を習っていましたが、

しばらくすると一様に

「お金がかかって続かない」と言いだし、

それはムリだな、と思った記憶があります。

(実際のちのち茶室作りには関わることになるのですが)

 

そこから、またさらに年月がたち、

落語にはまり、落語にはお茶が出てくる話が

いくつもあり、

「お茶がわかっていたらもっと面白いのに」と

思ったこともありました。

 

と数度の機会にのりそこね、

縁がありません。

 

そして出会ったのがこの映画です。

 

 

 

何度も見ました。

そして原作となったこちら。

「日々是好日」お茶が教えてくれた15のしあわせ

森下典子著

新潮文庫

 

興味がありながら、

関わることのなかったお茶の世界を

読む度に味わえます。

 

今回新しく出た「茶の湯の冒険」は、

映画化の過程のエッセイです。

原作と映画をつなぎ、

「日々是好日」のお茶の世界を

また、楽しめます。

 

(お茶ともっと関われる機会があることを

実は望んでいるのかも、と思いました。)