黄昏の時家に帰って夕食の段取りをして、 ちゃぶ台に着くころ、夕陽が窓を 刺してきます。紅い色に染まった 空を見ながら、今日も一日が終わ ったなと安堵します。 誰もいない部屋で後は寝るだけの 状態が続いています。 明日のことが段々分からなくなって いて、その内曜日も月も分からなく なるのでしょう。 風化していく頭の中を夢や幻がさ迷 っています。 「赤ちょうちん 夏も近づく 迷い草」