仙台市民はジャージのことを「ジャス」と
呼んでいる。小学校の先生方のお知らせ
にも、「今度の運動会はジャス着用」などと
印刷されているとか。もう公式用語です。
ですから、「ジャス知ってる？」「知ってる」
で、仙台市民かどうか識別もできる。
実際、一昨晩秋保温泉でこの会話が目の
前で繰り広げられたのです。
「アメル」、「タナグ（仙台ではタンナグ）」
など、花巻で知った言葉も仙台でも通用
する。言葉＝文化ですから、大いに胸を
張って使いたいものです。
白川静先生の漢字の語源を見ていると、
その奥深さには感嘆するのですが、
逆に今までの漢字のイメージが崩れて、
困惑することも度々です。
言葉や文字はやがて文章になり、赤子が
起き上がって歩き出すように、時代とともに
成長して変化していく。千年後にこの文章を
読んだ人がどのように感じるか不思議な
予感がします。