私は中学校で数学を教えていたのですが、
みなさんは算数・数学は好きですか？
個人的な感覚ですが
算数・数学は『苦手』という人が
多いような気がします。
実は私も
算数がすごく『苦手』でした。
でもなんとなく『好き』だったんです。
わからなくなると
動けなくなっちゃうんですよね。
疑問が生まれると
そこから先は
先生の声が耳に入ってきません。
だから、そこで思考停止になってしまう。
そういう子どもたちも
多いのではないかと思います。
苦手とか嫌いとかではなく、
ただ止まってしまう。
もしかしたらみんな
そういうことなのかもしれません。
でも、その立ち止まったり
行き詰まったりしたときに、
ちょっとだけ頑張って
問題を解いてみる。
向き合ってみる。
そして、考え方を変えたり
自分の思いこみをはずしたりして
どうやったら『答え』にたどり着くか
試行錯誤してみる。
そうやって自分の力で
『答え』にたどり着いたとき
めちゃくちゃ嬉しいんですよね！
達成感が半端じゃない。
そこが私の『好き』なポイントです。
その『面白さ』を伝えたくて
数学の先生になりました。
先日また
落ち込んでしまうことがありました。
思うようにならないことが重なって
「なんでうまくいかないんだろう
！？」
そうなると、何もかも嫌になって
「もうやだ！これ以上やってもできない！」
そう思ってしまいます。
自分の未来が信じられなくて
あきらめてしまいそうになります。
でも、あきらめるのは簡単だけど、
見方や考え方を変えたら
違う景色が見えるかも。
『答え』にたどり着けるかも。
そう思えたら
「また始めればいいんだ。」
と思えるようになりました。
自分でも切り替えが早くなったと思います。
『レジリエンス力』というのでしょうか。
人生はあきらめたくなることが
たくさんありますね。
でも、見方や考え方を変えて
少しだけ挑戦したら
意外と近いところに
『答え』がみつかったりします。
やっぱり算数・数学って
『生きる力』につながってるなぁ
そう思います。
これからの時代を生きる子どもたちにも
粘り強く
でも楽しく
『生き抜く力』を身につけてもらいたい。
それが私の願いです。
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