『誕生日おめでとう
久しぶり
元気にしてるかな
突然だけど、会社を閉める事になったよ
マンションも借り上げ社宅だから引越しもしなきゃいけなくて、バタバタしてる
会社やってる知人の所を手伝う事にしてるから、当面は大阪に居るよ』
『今も誕生日覚えててくれてありがとう
去年の誕生日もクリスマスもメール無かったから心配したよ
会社閉めるんだね
私も実は11月から仕事変わるんだ
元気なの?
また晩ご飯、付き合って』
随分長く逢ってないどころか連絡さえ取り有っていなかった
バースデーメールが届くかどうかすら不安だった
けど、あの頃と同じにメールは届き、あの頃と同じに直ぐに返信が返って来た
君と離れて、もう10年経つのかな
君からの気紛れなメールをきっかけに再会したのは3年前の冬
あの夜も…顔を見た瞬間から離れてた年月を忘れて、あの頃の2人に戻れた気がした
メールを打つ手が止まる
逢えばまた、あの頃と同じに、深く、熱く、激しく
きっと僕らは繋がり合える
けどね、今の僕は、あの頃の僕とは違うんだ
君のリクエストに、最大限応えられた僕とは比べ物にならない位に、足りないんだ
そんな今の僕が、再び君を苦しめるのが怖いんだ…