先日、お薬の処方の関係で、長男が今のクリニックを転院することになりそうと書きました。
その後、転院することをクリニックに伝えて、今後の動きをどうするか、クリニックの連絡待ちでした。んで、先ほどお電話がありました。
結論から言うと、長男が処方されていた「メラトベル」のレセプトがずっと通ってなかったんだそうな
わたしは臨床経験が少ないから、保険のあたりって本当によく分かってないんだけどね。でも、毎月「レセプト」という作業をして、それが通らなかったら健康保険の差額分が補填されないことくらいは知っておりまして。
先日も書きましたが、長男が処方してもらっている「メラトベル」は、小児しか適応がまだないんです。そういうお薬ってほとんど前例がないから、みんな手探りで、どんな感じで実用されていくのかを探ってる最中なんだと思います。
んで、レセプトが通らなかったから、異議申し立てをもちろんしていたんだけど、それに関する返事って、まったくもらえなかったそうな
返事はないし、でもレセプトは通らないしで、去年は長男の処方で、50万くらいクリニックの負担金が出てたみたい。まっ、まじか・・・・!!
先月のレセプトも通らなかったから、直接問い合わせてみたら、「理由は説明できない」って突っぱねられたんだって。え、まじ?!教えてあげてよ。
困った先生は、知り合いの精神科医に色々聞いてみたんだって。そうしたら、3人中1人は、メラトベルのレセが通らずに、患者さんに説明して処方をやめさせてもらったそうな。でも、2人のお医者さんは、16歳以上でも、小児から服用してきた患者さんでレセが通らなかったことはなかったんだって。その違いを考えたら、診療科に「小児精神医療」を掲げている医師で、そうとしか考えられないと。
いやもう、そこまで調べて考えてくださって、本当にありがとうですよ。
んで、一度もメラトベルのレセが返ってきたことがないという、後輩のお医者さんのクリニックを紹介していただきました。
クリニック側の都合なので、紹介状の作成費もクリニック側で持ってくれることになりました。すでに50万以上の負債を持ってくれてるのに、申し訳ないレセが通らないから処方しないってこともできたのに。
ただ、こういうのって結構多いんだよね。
わたしは数年間、クリニックの医師と関わる仕事もしてたんだけど、病院って営利目的で経営したらダメなんよ。そのあたりの医療倫理を、医学部では相当叩き込まれるっぽい。だから、お医者さんって経済観念がない人が本当に多い。
それは患者さんの立場から見たら本当に大事ではある。でも、逆に経済観念がすっぽり抜けてるせいで、休診時間もずっと診療したり、今回みたいに1年間も、異議申し立ての返事がないのに反応しなかったりね。
そうやって、経営困難になって潰れるクリニックって、本当に多いんだって。
患者さんのために頑張っているお医者さんほど、赤字になって潰れちゃうって、本当に本末転倒だよね。
医療倫理を守りながら、しっかり自分のクリニックの利益をあげて、スタッフにも適度な働き方をするのって、絶妙なバランス感覚がいるんだなって思ったことがあるよ。
とまあ、話が逸れたけど、そんなびっくりエピソードを先ほど聞かせていただきました。^^;
ちなみに、紹介していただいたクリニックは、他の心療内科同様、初診予約は取れないんだって。電話しても受け付けではねのけられる可能性があるから、「院長同士で転院の話がまとまってるから」と言っていいから、なんとか受け付けを突破してくれと言われました。笑
ちょっと面白かったのは、「院長同士のやりとり」が、ラインで「転院させてもいい?って聞いたら、OK!!って返ってきたから」とのことでした。か、軽い。笑
んで、先ほど転院先に電話して、無事に受け付けも済ませることができました。初診は2週間後、乗り換えがめんどくさいけど、仕方ない。
メラトベル、はやく大人にも適用範囲広げてくれないかな〜。頼むわあ〜〜〜。
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