昨日のブログにちょっと補足。
再度書きますが、わたしが、意を決して個別相談を始めた当初から、定期的に通ってくれている方なんです。わたしにとっては、「自分にもっと実力があったら、もっと早く元気になってくれるに違いない」と思って、学びを深めるきっかけになった方でもあります。
他にも2、3人、もっともっとスキルを上げたいと思うきっかけになった方がいます。
カウンセラーにとって大事なことのひとつに、「自分の力量を知る」ことを言われます。これ以上は無理だ、実力不足だと思ったら、クライアントさんに、そう伝えないといけないと言われます。だから、なんでもかんでも自分で引き受けなくてもいいよ、ということでもあるんですが。
ただやっぱり、それって難しい。だって、やっとわたしのことを信頼して、おそるおそる心を開いてくれたのに、「わたしでは無理です」って、できれば避けたい。どんなにわたしが信頼できると思った人を紹介しても、相性だってある。さらには、またイチから信頼関係を築いていく作業って、考えただけでも大変。だから、できるだけ引き受けられるキャパを広げたいと思ったんですよね。
昨日の方も、正直わたしにはまだ力不足かもしれないと思ったんだけど、「わたしも頑張ってもっとスキルを身につけるから、継続して通ってくれないか」とお願いしたんですわ。それを信じて、ずっと通ってきてくれた。
わたしの成長は、この方をはじめ、みなさんとの出会いがなければ、なかったと思う。
クライアントさんに引きずられないように境界線を引いて、地に足をつけて、「してあげたい」を減らして、クライアントさんが自分で立ち上がる力を信じ抜く。それは、自分の底力を信じぬく作業でもありました。
反省しすぎて、つい自分を責めてしまうことも、ついつい「してあげたい」が出て、前のめりなアドバイスになってしまったことも、たくさんありました。これからもあると思う。
でもその度に、また自分に戻ってきて、歩き出すことができたのは、みなさんの存在があったからこそです。
あらためて、本当にいつもありがとうございます。
ブログもね、読んでくれる人がいるから、やっぱり続けられています。
どんなに腹が立つことがあっても、「これをどうやってネタとして書けば笑ってくれるかな」と思ったり、凹むことや悲しいことがあっても、「これを書くことで、癒される人がいるかもしれない」と思ったり。なんなら、「このネタはこの人が好きそうだわ」なんて、読みながら爆笑しているフォロワーさんの顔が思い浮かぶこともあります。笑
やっぱりね、自分のためよりも、人のための方が、人間って力が出せることもあるんだなって思います。
話をカウンセリングに戻しますが、今まで、わたしにもっと実力があったら、もっと早く元気になってもらえるのに、と思ったことも沢山ありました。でも、「1回でカウンセリングが終わるなんてことはない。カウンセラーはラクをしようと思うな。自分の実力のなさを痛感しながら、なんどでも聞け」という言葉を、日本メンタルヘルスの木下先生や、星読みの森野さん、そして河合先生の著書から読み取り、目指してきました。
でも結局は、スキルアップよりも、自分を磨く作業、自分の内面を見つめる作業がメインで、どんどん自分がラクになってきました。笑
人は、自分で自分を癒す力があります。衛藤先生と横溝先生も言っていたけれど、人間には、本当に、びっくりするような力がある。カウンセラーは、その力をとことん信じて、なんだかちょっと引っかかっているところを見つけ、それについて問いかける作業をしていくだけの存在。
「どうしてそう思うの?」「なんでそれがしんどいの?」その問いかけの繰り返しの果てに、クライアントさんから出てくる答えは、ほとんどが思いも掛けない回答で、愛おしいものです。
お互いに、それが実感できるのは、タイムラグがあることもある。少し時間がたって、ふっと気がつくこともある。ある瞬間に、パズルのピースが合うように、次々とはまっていくこともある。
アドバイスをして、「なるほど、わかりました!そうしてみます」と言われるのは、簡単です。理屈で言い聞かせ、「そうなってたんですね」って言われることも、簡単です。
それが悪いわけではなくて、そんな方法が合う人もいる。でも、合わない人もいる。
その場合は、オーダーメイドのやりとりが大事だとわたしは思っています。今回のケースが、まさにそう。ひとそれぞれ、腹落ちする方法も、タイミングも違うから。
はっきり言って、講座でばーっと一気に喋って、悟ってもらうのはラクなんですよ。わたしもやってるけど。笑
でもね、それじゃあ対応しきれないこともある。それは、悪いことではない。学校に合わない不登校の子のように、自分にあうやり方が、オーダーメイドもしくはマイノリティーってだけでね。
諦めずに、妥協せずに、探して欲しい。あなたに合うやり方を。
とはいえ、やっぱりね。自分が握りしめてるものがあると思うの。それを一緒に紐解いていって、ここだったんだねって見つけるようなことができたときは、本当に嬉しいんです。
ということで、個別相談はいつでも受け付けています。できれば深い悩みになる前、まだ軽いうちに気軽に受けて欲しいな。意外と多いのが、「なにに悩んでいるかもよく分からないけど、ちょっと話を聞いてほしい」って人。笑
そんな時ほど、意外と深いところに潜っていったりするもんです。(もちろんそうじゃないこともある)
個別相談については、こちらをお読みください。
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