先日、すっごく嬉しいことがありました。

 

 

ずっと継続して、わたしのカウンセリングを受けてくれている方がいます。本当に初期から。間が空いだ時期もあったけれど、ずっと。

 

 

先日の、そのクライアントさんのカウンセリングでね。「あれからどうだった?」と尋ねたあとに、堰を切ったように話し始めたんです。

 

 

 

「前回のことが転機になって、自分で自分のことを責め続けていることに本当に気がついたというか・・・。

今までも、陽さんにも、他の人にもたくさん言われてたけど、本当にそうだなって腹落ちしたというか。

 

わたしね、ずっと頑張ってきたんです。誰かに認められたくて、愛されたくて、がんばってきた。

でも、本当は、できないままのわたしでも、愛して欲しかった。

それはしてもらえなかったけれど、もう、自分で自分に言ってあげるしかない。

だからもう、自分を責めるのを、本当にやめようと思って。

 

そして、不登校をしてる子どものこともね。不登校はイヤだけど、しんどいけど、わたしの思った道を歩いていないけれど、それでもそのまんまの子どもを、愛してあげたいなって。

不登校は、正直イヤです。しんどいし、不安。でも、子どもがかわいくないかって言われたら、可愛い。本当に大切だし、愛していきたい。

イヤなところもあるけど、それでも、子どものことが大事だなって感じたんです。

不登校はいやだし、不安だけど、わたしの思い通りにならないことも入れて、愛していきたい。

改めて、わたしが子どもの頃にして欲しかったことを、子どもにしていきたいって思ったんです」

 

 

 

言葉は、そのまんまではありません。要点を抜粋して、わたしの言葉でまとめなおしています。

 

 

脚色が入っちゃってるかもしれないけれど、わたしは本当に本当に嬉しくて、途中から涙が出てきてしまって。カウンセラーとしては失格なんだけどね。もうこの感情の揺れ幅は仕方がないと、今のところ腹をくくっています。笑

 

 

不登校、不安がないわけがない。

いろんなところで学んで、「こうしたらいい」と言われ、とりあえずやってみるけれど、心からできるわけではない。心からできないから効果が出ないんだと言われ、また自分を責める。

そんな自分にしたのは、親の育て方や環境のせいだと、他を責める。

 

 

このパターン、よくあるんです。本当に、よくある。特にたくさん勉強して、一生懸命頑張り続けてきた人ほど、固まっちゃってる。

 

 

「正解」の対応を求めていたら、どうしても沿わない部分が出てくる。自分だけの問題ならいいけれど、「不登校」は、子どもが関わってくる。とても大切な存在が。さらに、自分のせいで苦しめてしまうという気持ちにもなる。心から不登校を受け入れられない、自分のせいだと。

 

 

わたしは、「腹落ち」することが、なによりも大事だと思っています。「正解」の行動をするよりも、何が不安なのか、何がイヤなのか、なにがしんどいのかを見つけて、「腹落ち」する。それがないと、表面だけになっちゃう。形から入ることでできる人もいるけれど、そうじゃない人もいる。

 

 

でも、こうして腹落ちした瞬間に出会うことができたら、本当に嬉しい。言葉では言い表せないくらい。さらに今回、もっと素晴らしいことを教えてくれました。続きます。

 

 

「やっぱり自分だなって思ったから、最初は以前にも取り組んでたワークやろうと思って、やってみたんです。『できたところ』を1日3個見付けていくワーク。でもね、なんかちょっと違うなと思って。それじゃあ今までと同じだなって。

 だから、あえて『できてないところ』を見つけて、それに対して、『そんな自分でもいいんだよ』って言ってあげるようにしてみました。そしたら、なんだか少し、ラクになってきた気がする」

 

 

って話をしてくれたんです。

 

 

ほんまに涙腺やばかったですね。自分でここまで考えて、自分の合う方法にカスタマイズして取り組めるなんて・・・!!

 

「もうわたしいらんやん!卒業やん!!!」って言葉を喉の上の方で、必死に止めました。笑

 

 

そう、わたしがハピスマでも一貫して伝えたいのは、そこ。できないあなたでもいい。そんなあなたを、認めて欲しい。そうすることで、今、頑張れない子どものことも、結果的に気にならなくなるから、と。頑張れない自分、できない自分、腹黒い自分を認めるために、色々工夫をしているんです。それに自分で辿りついてくれたことが、本当に嬉しい。

 

 

もう、本当に、わたしは必要ないと思う。笑

 

 

・・・とはいえ、まだまだ課題はあるからと、そのあともいろんな話をして、それとは別に取り組むことを話したりして、その日のカウンセリングは終わりました。

 

 

人間って、本当に、すごい力がある。傷ついても疲れても、それでも自分で立ち上がって、また歩いていく力が。それを実証してくれた出来事でした。

 

 

わたしはまだまだ駆け出しのカウンセラーなので、こういう場面に立ち会えることって、多くはありません。でもね、少なくっても、めっちゃくちゃ嬉しいんだよねーーー。

 

 

わたし自身は、理論である程度納得できるタイプなんですけど、そうじゃない人もいるよね。

 

 

いろんな人がいます。だから、「これがいいよ」って言われた方法が合わなくても、自分を責めないで欲しい。

 

 

そしてね、カウンセリングって、基本的に感想はもらってないんですよ。星読みや、モニターはもらってるけど。カウンセリングは深い話になるから、誰が来てるか自体言わない。なんかどっか他のところで、「あの人最近、元気になったよねー」って言われてるのを風の噂で耳にして、勝手にほくほくしてるくらいなのよね。

 

 

でも今回は、なんでかしらん、クライアントさんの方から、「ブログに書いてください」って言われたので、ホクホクとご紹介させていただきました。笑

 

 

 

わたしは、日本メンタルヘルスでカウンセリングを習ったので、基本は傾聴です。傾聴しながら、クライアントさんと一緒に、深い深いところまで潜っていく。

 

 

これね、表面的な「傾聴だと思っているもの」だと、できないことだと知りました。

 

 

深いところに潜るのは、クライアントさんも、しんどい。同時に、カウンセラーも、しんどいんです。

 

 

潜ることに付き合えないと、カウンセラーが逃げちゃう。

 

 

逃げないカウンセラーになりたいと思い、いろんなことに取り組んできました。いまでは何を言われても、一旦は逃げない姿勢はできたと思う。

 

 

「え、こんなことも!?」って思う方もいるかもしれないけれど、大丈夫。人間が思いつくような、ほとんどの範囲のことは、ひととおり聞かせてもらっています。だからいつでもご依頼くださいよってここに書いておきますね〜。

 

 

と、いうことで。「人間には、本当にすごい力がある」ことを伝えたくて、本日のブログを書きました。センシティブなことを書くことについて、OKしてくれたクライアントさん、本当にありがとうございました。

 

んでね、後日ちょっと補足します。

 

 

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