私がサモアに赴任してすぐに
あるイベントがありました。
来賓席の並びにとてもカリスマ性のある
女神のようなオーラが出ている
カッコいい女性が座っていました。
彼女の存在が気になって気になって、
何気に彼女を観察してしまっている自分がいました。
背筋がピンと伸び、自信に満ち、品があり、
落ち着いた声でお隣の人とお喋りする彼女。
無造作に、でも上手にお団子に結わえた黒髪、
耳にさりげなくさしてあるハイビスカスの花、
涼しげな上品なドレス、、、
そして、私の目が釘付けになったのは、
彼女の足
(厳密に言うと、膝上のもも)
えなに
タトゥー
カッコいい
この模様はなに
なんだなんだなんだ
好奇心の花が咲き始めたら、もう止まらない!
それが私とMalu(マル)との出会いでした。
(その気品のある女性、Zitaとはそれ以来、イベントで何度も顔を合わせ、最終的にはとっても近しい友達になりました。)
Malu(マル)とは、
サモアの女性の伝統的なタトゥーのこと。
男性の伝統的なタトゥー・Pe'a(ペア)と同じく、
古来の手法で墨を入れていきます。
(↑女性の足の前側)
(↑女性の足の裏側)
もちろんサモアの女性全員が入れているわけではなく、
それなりの地位を確立し、
自分でも社会的な責任を担う覚悟が
できた時に入れるそうです。
デザインには、
星、魚、くらげ、鳥、
網、むかで、十字架など、
自然や生活や人生に関係したものを表現しているそう。
どのMaluをとっても、
似てはいても、
それぞれ微妙にちがいます。
それこそ、世界に一つしかない特別なもの。
これはお友達の四姉妹のMalu。
彼女たちのMaluの背後にあるストーリーがまたステキ
(追ってシェアします。)
サモアのタトゥー(Tatau)について、
まだまだいっぱい話したいことがあるので、
これからもいっぱいシェアしていきます。
お楽しみに!