夫にサモアへの赴任の可能性を打診された時、
「サモア一体どこにあるの」
と、思わずググってしまった私
太平洋のど真ん中にある赤い点に近づくべく、画面の地図を広げて広げて広げて、、、、やっと二つの島がはっきり見えました。
西サモア独立国は、ハワイとニュージーランドのちょうど中間地点にあります。(アメリカ領サモアとは別の国です。このことは、また別のブログに書きますね。)
ハワイから飛行機で5時間
ニュージーランドからも5時間
日本からは、フィジー経由で、まずはフィジーまで8時間、そこから小型機で2時間
あと、お気づきかと思いますが、日付変更線がサモアの東側ぎりぎりのところを通っています。
実は、2011年までは日付変更線はサモアの西側を通っていました。
だから、それまでサモアは世界の中で一番最後に1日が終わる国でした。
ところが、2011年の暮れから、日付変更線が東側を通るようにしたので、それ以降、サモアは世界の中で一番最初に1日が始まる国の一つになったわけです。
(ちなみに、世界で一番最初に1日が始まる国は、お隣のキリバス共和国です。)
(更にもう一つ、すぐお隣のアメリカ領サモアは、飛行機で35分程度のところにありますが、日付変更線は国の西側を通っているので、サモアと丸24時間時差があります。時差ぼけはなくても、日にちをしっかり把握しておかないと、大変なことになります)
では、なぜサモアが日付変更線を変えることになったかというと、、、
アメリカ領サモアは、当然アメリカ(特にハワイ)との関わりが強いので、アメリカ(ハワイ)に近い時間にしておく必要があります。
反対に、ニュージーランドやオーストラリアとの関わりの方が強いサモアは、それらの国々とほぼ丸一日時差があると不便だと感じ、日付変更線の通る場所を変えたというわけです。
こんな風に変更線って変えられるんだね~~。
なんだか、池上さんの解説のようになってしまいましたが、今日の地理のお勉強はここまでです
(おまけ:サモア、ナムア島の夕日です。)