新潟県長岡市(旧長岡遊廓再訪) | お散歩日記

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路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。

新潟県長岡市山田町の旧長岡遊廓へ再訪問しました。前回の訪問は僅か30分足らず・・・・。旧長岡遊廓を訪問した記事はコチラ・・・・やっつけ仕事もいい所で、これでは遊廓に対して失礼千万です。単純に写真を撮って立ち去るだけならそれで良いのかも知れませんが、より遊廓について掘り下げたいなら、じっくりその場所に腰を据える位の気概で挑まないとダメですよね。最近の私、単に散策するだけに留まらずもっと遊廓そのものを知りたいと言う欲が首を擡げて来たのであります。




旧長岡遊廓への再訪問、結構な収穫がありました。図書館、現地聞き込みも含めてそこそこな量の資料が集まりました。特に今重(いまじゅう)旅館(旧今重楼)のご主人様には大変お世話になりました。ご主人様のお話と旅館のお写真など、後日資料を纏めた上で更新しようと考えております。





何しろコンピューターに例えるなら、ゲームウォッチ程度の情報処理能力しか有していない私。資料を纏めるのに時間が掛かりそうなのです(金津園編もあと一回、東海地方編もあと二箇所。江戸もまだ・・・・嗚呼)。せめてファミコン並み、更に欲を言えばディスクシステム並みの情報処理能力で資料を纏めてブログを更新したいものであります。





・・・・・言わば、今記事は旧長岡遊廓再訪の予告編であります。ゆえに資料を一部だけ公開しようと考えております。








大正元年八月一日現在の長岡遊廓(長岡新遊廓が正式名称のようです)地図。貸座敷五十二軒とあります。こちらは今重(いまじゅう)旅館様より複写させて頂きました。
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上記地図を復元したもの。遊廓内に赤線を引いてみました。面白いのは区画の仕方が吉原や中村遊廓にそっくりな点です。言わばミニ吉原です。現在の山田町も全く同じ区画。
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下記は明治時代~大正時代にかけて長岡市内で出版されていた今で言うところの「風俗雑誌」。珍本です。いやはや・・・・・とんでもないお宝本と遭遇しました。中央の「稲荷亭」広告住所に注目。長岡市遊廓大門通としっかり記載されています。
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上記に同じく。雑誌の広告。割烹屋さんのものです。同じく住所に注目。長岡市文治町は当時の遊郭を示す町名。現在は長岡市山田町。
この「風俗雑誌」、非常に面白いのです。新潟(中越地方)に於ける当時の遊廓の情報が満載なのですよ。新潟の遊廓史を紐解く上での貴重な研究資料になります。50年以上経過しているので著作権は問題ないそう。この雑誌を今後、どのように扱うか目下検討中。
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下記から長岡市お散歩写真日記。








前回見落としてた物件。タバコ屋さんです。上記遊廓地図にも載っている古いお店。
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タイルが素敵ですね。
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長岡駅前にて。レトロ感満載の「レストランナカタ」。長岡駅前は純喫茶などが多い。この手のレトロなお店好きの間で有名。
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長岡名物「洋風カツ丼」を食べながら遊廓反省会。意外と美味かった。
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同じく長岡駅周辺。「ギャル美容室」・・・・もう何も言う事はない。
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