老松の山人艸果 信州の塩羊羹 | 茶道の周辺あれこれを 横浜

茶道の周辺あれこれを 横浜

横浜市泉区で裏千家の茶道教室をしています。

夕茜の茶事暦
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ocha/yuakane.htm

 流れ星茶道教室のお問い合わせはコチラから。流れ星

 

稽古で使用した干菓子のお話しです。

 

今週は上七軒・老松の山人艸果と

信州松本市の塩羊羹を

薄茶の御菓子として使いました。

 

流れ星

山人艸果は果樹を主役にした干菓子です。

 

 

二種入っているうちの一種は胡桃で、

すり蜜を土台にしてありました。

胡桃は欠けることなく、

殻にはいっているそのままの形でした。

 

もう一種は蜜漬けにしたキンカンでした。

非時香果(ときじくのかくのこのみ)ですね。

 

 

御菓子の神様、田道間守が

不老長寿の薬として

常世(とこよ)の国から持ち帰ったのが

柑橘系の果実だったと言われています。

 

「ときじくのかぐのこのみ」は

御菓子メーカーなら、

挑戦したい課題だと思いました。

キンカンの非時香果を美味しく頂きました。

 

流れ星

塩羊羹は松本市の栗田製作所の製です。

 

 

甲信で塩と言えば

 

「吾、公と争えども争う所は

弓矢にあり 米塩にあらず」と

 

上杉謙信が武田信玄に塩を送り

今川氏真の塩封じ込めに苦しむ住民を

救った有名な逸話がありますね。

 

 

筋が通っている武将はカッコ良いなぁ~

そんなことを思いながら

塩羊羹を美味しく頂きました。

 

おまけ

名誉も不名誉も後の世に残ります。