突抜忍冬、利休にたずねよ、利休作竹蓋置 | 茶道の周辺あれこれを 横浜

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横浜市泉区で裏千家の茶道教室をしています。

夕茜の茶事暦
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ocha/yuakane.htm

ツキヌキニンドウが咲いてくれました。

茶室に彩があると嬉しいです。

 

昨日の稽古では、

ラオスで求めた見立ての花入れに

ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)

サクラタデ(桜蓼)

キンミズヒキ(金水引)を入れました。

 

 
流れ星

雨天でホームステイしている間に

「利休にたずねよ」を再読しました。

 

その中に、ポルトガルからの使者が

利休が入れた椿に

圧倒される記述があるのです。

 
随分昔の事ですが、
京都に詳しいご夫婦に、鷹峯での
光悦茶会に連れていって頂きました。
 
「決して茶道具に触らないで下さい」
と言われて同行したのですが、
席主さんがどうぞ手に取ってみてください、
と言って下さいました。
 
私は利休作の竹蓋置を手にしました。
存在感が凄かったです。自然の竹から
この部分を取り出せる利休の美意識の凄さが
400年後の私にも伝わってきました。
 
ですから、小説とはいえ、
畏怖される茶花一枝があるという事が
実感出来ます。
 
流れ星
個人的には心が騒ぐ茶花が好きです。