ツキヌキニンドウが咲いてくれました。
茶室に彩があると嬉しいです。
昨日の稽古では、
ラオスで求めた見立ての花入れに
ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)
サクラタデ(桜蓼)
キンミズヒキ(金水引)を入れました。
雨天でホームステイしている間に
「利休にたずねよ」を再読しました。
その中に、ポルトガルからの使者が
利休が入れた椿に
圧倒される記述があるのです。
随分昔の事ですが、
京都に詳しいご夫婦に、鷹峯での
光悦茶会に連れていって頂きました。
「決して茶道具に触らないで下さい」
と言われて同行したのですが、
席主さんがどうぞ手に取ってみてください、
と言って下さいました。
私は利休作の竹蓋置を手にしました。
存在感が凄かったです。自然の竹から
この部分を取り出せる利休の美意識の凄さが
400年後の私にも伝わってきました。
ですから、小説とはいえ、
畏怖される茶花一枝があるという事が
実感出来ます。
個人的には心が騒ぐ茶花が好きです。