ガール・オン・ザ・トレイン
(2016年)


監督 テイト・テイラー


出演 エミリー・ブラントレベッカ・ファーガソンヘイリー・べネットジャスティン・セロールーク・エヴァンス


製作費 4500万ドル

世界興行収入 1億7300万ドル



「離婚を経験し、酒に溺れる日々を送るレイチェル

通勤電車の窓から見える一軒の家

いつも、その家に住む理想の夫婦を電車の中から覗き見することが、慰めになっていた…


ある日、目が覚めると自分の部屋で血だらけになって倒れていたレイチェル

しかし酒に酔っていて、その前の記憶が全くない…

泥酔、記憶喪失、殺人、不倫、のぞき、秘密、嘘…

複雑に絡み合うサスペンス」



個人的評価
★★★☆☆(星3点)

宣伝や、うたい文句にあるような想像もできない結末とまではいきません… そんなsawエスターレベルの驚きはないです。

犯人は誰??という楽しみ方で良いと思います。
多少は驚きますが、よくできた2時間ドラマという想像でよろしいかと。

ちなみに私は、山村美紗サスペンスの2時間ドラマ『狩矢父娘』と『不倫調査員 片山由美』シリーズが大好きですけどね星キラキラ
2時間ドラマに、敬意を持っています!



ここで、あらためてストーリーを

重度のアルコール依存症であるレイチェルは、通勤電車の中から、いつも お気に入りの家を見ていました。


そこには理想的な仲睦まじい夫婦が暮らしており、電車の中からその様子を覗くのが日課になっていた。


シャロン・ストーン主演の『硝子の塔』のようだ。


色々な想像をはたらかせては、妄想するレイチェル


レイチェル自身は、離婚を経験しており、別れた夫は再婚し子供が生まれていた。


アルコール依存症に苦しんでいるレイチェルは、いまだ別れた夫に執着。


もう妻子もいる彼に、半分ストーカーまがいに電話を繰り返していた。


そして、ある事件が起こってしまう…


レイチェルは、お酒で全く記憶がない…


曖昧な供述で、刑事からも不信感を抱かれる。


一体、誰が犯人??


通勤電車が同じ中年男性… ルームメイト… 被害者の夫… 別れた夫と、その妻… そしてカウンセラー…

誰にでも秘密がある…




この映画のピークは、予告編ですw

本編ではありません。

予告編を観て、面白そう!と思ったんですが、実際は微妙です。


このブログに載せるにあたり、もう一度家にあるDVDを観なおしたんですが、1回目に観た時よりも、ある登場人物に腹が立ちましたね。

理由を話すと、オチにつながるので、誰かは言いませんが。

言いたいけど、そうすると犯人もわかってしまうので…

ちなみに、その腹が立った登場人物は犯人ではありません。



エロティックなシーンもちょこちょこあるので、家族では観れませんねこれは。

理想の夫婦の妻メガン役のヘイリー・べネットは、劇中で大胆なヌードを披露するなど、体当たりの演技を見せています。
とても、クールな印象です。


理想の夫役が、ゲイをカミングアウトしている俳優ルーク・エヴァンスだったので、妻とSEXしているシーンには違和感ありましたね。
女に興味ないだろうから、全く愛し合っているように見えないっていう(笑)

なおかつ妻に対して嫉妬深い役なので、んなわけあるかい!と思ってしまいましたw 役とはいえ…


主演のエミリー・ブラントは、アルコール依存症に苦悩する演技がとてもリアルでしたね。

映画には賛否あるようですが、否定派の人達も、エミリー・ブラントの演技は絶賛しているようですね、納得!

他の作品でも感じましたが、彼女の演技力はピカイチです。


『デスロード』というホラー映画があるんですが、ありきたりなホラー作品なのに、エミリー・ブラントの演技力によって、面白さがアップしていましたし。





女刑事役のアリソン・ジャネイは、この映画のストーリーに魅了され、「主人公レイチェルを演じたかったわ」と、冗談っぽくインタビューで話していました(笑)


どうやら、原作では女刑事ではなく、男刑事だったそうです。



主人公の別れた夫役は、ジャスティン・セロー

彼は魅力的でしたね。
顔は、ゲイをカミングアウトしている俳優ルーク・エヴァンスのほうが整っているかもしれないが、個人的にはジャスティン・セローのほうが好み。

彼、ブラッド・ピットの元妻であるジェニファー・アニストンと結婚していたんですね。(現在は離婚)

彼の過去の作品に興味を持ったので調べてみたら、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』『マイアミ・バイス』などに出演しているんですね。
その中でも『アメリカンサイコ』や『ズーランダー』のDVDは持っているのでチェックしてみました!

『アメリカン・サイコ』では、序盤から出演。2000年?の作品なんですが、イメージ変わらず大人っぽかったです。

そのジャスティン・セローの再婚相手役を演じたレベッカ・ファーガソンは、この作品まで知らなかったんですが『ミッション:インポッシブル』シリーズや、現在公開中の『レミニセンス』でヒュー・ジャックマンの相手役、そしてこれまた公開間近の『DUNE/デューン 砂の惑星』といった大作映画に出演しているんですね!

今後の活躍が期待される女優かもしれません。
というか、もうすでに大活躍ですねw


日本の2時間ドラマや、犯人は誰か考えるようなミステリー作品が好きな方は、この作品 楽しめると思いますよ。