田中麗奈さんと東山紀之さん主演の「山桜」という映画を観た。
脇を固める俳優さんも素晴らしい方々だった。
盛り上がる、という場面はなく、主人公の2人は一番台詞(言葉)が少なかったのではないだろうか。その分、顔のアップが多く、表情から心情を鑑賞者それぞれが読みとることになると思う。
この映画の一番好きなところは、ラストシーン。最後も鑑賞者の解釈に委ねる。
映画の印象が鮮やかに残る中、東京駅直結のKITTEで、バターケースを見つけた。思わず手に取ると、店員さんが「これ、山桜なんですよ」と声をかけてくれた。
「えっ、山桜なんですか?!」
その瞬間、このバターケースはわが家に来ることが決まった。